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> みらいのくるま
無音・エコカー、事故防止で「音出し」検討
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/090606/biz0906062036010-n2.htm


ハイブリッド車や電気自動車の静音性が、事故の可能性を高める危険が指摘されているとのこと。
要するに、走行中の音があまりに静かなもので、後ろから車が近づいてきたときや交差点等で、歩行者が車に気づくのが遅れる、と言いたいらしい。
自動車のこれまでの歴史って、たぶん、騒音との戦いという面があっただろうと推測するけど、せっかく静かな車が外を走るようになったところで、今になって
「静かすぎて危ない!」
とかいう意見が出てくるというのは、なんとも本末転倒というか、滑稽な話なんじゃないかと。

ところが、トヨタは
「オルゴールのような優しい音を出して走る案」
まで考えてるとか。

そんなことしたら、まるで
「おうい。きみはゴミを集める車だぞ」
とかいう催眠術にかかってしまった車(*1)みたいになっちゃうだろう、と思わずにいられないのだけど…
(*1 ドラえもん18巻『ドライブはそうじ機に乗って』)

しかし、のび太も自分がつくった「音のない世界」では同じように無音で走行している車に撥ねられていた(*2)ので、あながち杞憂とも言い切れないのかもしれません。
(*2 ドラえもん16巻『音のない世界』)

ついでに言及しておくと、1999年の映画『のび太の結婚前夜』では、大人になったスネ夫が乗っている車は電気自動車だけれど、スネ夫の趣味で、ガソリンエンジンのような音が出るようにチューンナップされている、という設定があります。
やはりこの感覚で考えれば、静かな車が走行中にわざと音を出すというのは、あり得る話なのかも。
「オルゴールのような優しい音」よりは、スネ夫のように、シンプルな「エンジン音」を流してたほうがいろんな意味で便利で自然なんじゃないかと思う、思うけど、ここで話が終わってはおもしろくない!

バカバカしい話題ながらも、トヨタが本気で考えているのなら、近いうちに実装されてしまう可能性は大いにある!
つまり、未来の車は、機械の性能的には静音化できるにもかかわらず、おろかな人間との事故をさけるため、わざとなんらかの音をまき散らしながら走る、という屈折した状況におかれることになるわけです。

この「音」、危険回避のために流すというならば、車が動いているときは常に流される必要があります。
ぶつかりそうなときだけとか、交差点にさしかかったときだけというなら、クラクションで代用できるわけです。わざわざあたらしく導入しようという機能ですから、やはり既存のクラクションでは対処しきれない用途のために決まっています。

すなわち、車が凶器になる可能性があるあいだ、エンジン(モーター)が動いているあいだはずっと鳴っている、ということになるのでしょう。
ドライバーがキーを入れてから抜くまではずっとその音が車外で鳴り続けるでしょう。そのおかげで、まわりの歩行者たちはその車が(たとえばドライバーが居眠りをしているとか、酔っぱらっているとか、アクセルとブレーキを間違えるとか、いろんな原因で)、いつ自分のところへ暴走してきても対応できるよう、警戒することができるわけですね。

さて、その「音」はいったいどんな音が流れるのでしょう。
参照した記事では、トヨタの人が、
「オルゴールのような優しい音」
と言っています。
まさに今のゴミ収集車みたいな音楽でしょうか。

想像するに、ちょうど現在の携帯電話の着メロのように、そういう無難で耳障りのよい音楽が新車にデフォルトで何パターンか収録されていて、ドライバーが選んで登録できるようになってるんじゃないでしょうか。
そのなかで、自動車メーカーや車種によって、ちょっとずつ個性が出されるんですよ。

たとえば、トヨタのパッソには、
「♪パッソ プチプチ プチトヨタ」
というあの歌が入っているに違いありません。
ホンダのオデッセイなら、今はCMに使われていないとはいえ、「アダムス・ファミリーのテーマ」は鉄板でしょう。

しばらくはそうやって、登録されているものからみんな思い思いのメロディを選んで設定して楽しむんでしょう。
しかし、携帯電話の着メロの歴史を考えてみると、登録してある音声だけではドライバーたちが飽きてしまうのにそう時間はかからないでしょう。
そこで、
「あなたの好きな曲をダウンロードして登録! あなただけの『走りメロ』に!!」
というサービスが始まるのは想像に難くありません。

かくして、道行く車からは、ドライバーたちの思い思いの個性豊かな音楽が流れる時代の到来です。
音楽ランキングには、CD売り上げランキングや、着メロダウンロードランキングといったものに加えて、「走りメロダウンロードランキング」という新たなジャンルが生まれるんじゃないでしょうか。
流行に敏感な人たちは、ひと月ごとぐらいにヒット曲を選んで、車に設定したりするでしょう。

しかし、車というのは趣味性の高いものです。
単なるヒット曲に留まらず、さまざまな音楽が用いられるはずです。

根強い人気となるのは、やはり車にまつわる曲たちでしょう。
ディープパープルの『ハイウェイスター』とか、山口百恵の『プレイバックPart2』なんかは、ダウンロードランキングでもロングセラーとなるはずです。F1中継でおなじみの、T-SQUAREの『TRUTH』もいいですねえ。

ハイブリッド車、電気自動車の時代ですから、RCサクセションの『雨上がりの夜空に』で、
「♪バッテリーはビンビンだぜえ!」
とか言いながら走る車も多いかもしれません。エンジンいかれちまっても問題なし。

そのころにはオタク文化もますます一般化しているでしょうから、いわゆる「痛車」の数も増えて、電波アニソンを響かせ走っていることでしょう。

いわゆる、スイーツ(笑)系の人たちには、『エレクトリカルパレード』なんかがいいんじゃないでしょうか。そのうち音楽だけではすまなくなって、クリスマスの電飾みたいなので車をデコレーションしはじめるかもしれません。

デコレーションの元祖とでもいうべき、いかついトラックにはやはり演歌がお似合いですね。

右翼の車はいままでどおり、軍歌を轟かせるだろうし、選挙カーは候補者の名前を連呼、竿竹屋は伝統の「♪たけや〜 さおだけ〜」です。宗教関係の車両だったら、お経やお祈り、勧誘ソングなどですね。

こういいう具合に、ありとあらゆる音楽が道路に溢れるわけです。
これはけっこう大変なことです。

かつて道路の騒音公害に悩んでいた、幹線道路沿いの住民たちには新たな悩みが生まれます。技術の発展により、エンジン音や風切り音、タイヤの音などに悩まされることはなくなったものの、ありとあらゆる音楽が混ぜ合わされた異様な音の塊を四六時中聞かされることになります。
しかも、それぞれの音源がある程度のスピードで動いているため、ドップラー効果により引き延ばされたり縮められたうえで、ミックスされた音になります。
ちょっと想像できません。

交差点を渡るときも大変です。
まず、赤信号を待っている車からも音楽は止まることなく聞こえてきます。そして、歩行者の横を走る車からも、音楽がドップラー効果つきで聞こえてくるわけです。これらが、信号機の出す「♪とーりゃんせー とーりゃんせー」みたいな音と合わさった空間の中を歩いて抜けねばならないのです。

こんな状態で、交通事情が改善されるとはとうてい思えません。

ていうか、そんな交差点を平然と通り抜けられる歩行者なら、後ろから車が一台、音を流しながら近づいてきたところで、全く気にならないんじゃないかと思うんだけど。

意味なくね?

そして、そんな混沌とした道路空間になるのを受け入れた上で導入してみたところで、おそらくいちばん危険であろう、
「ヘッドホンで音楽聴きながら歩いてるヤツ&自転車」
には元々効果がない
じゃん。




音で危険を知らせたり、注意を促すのはクラクションを適切に使えば十分だし、なによりいちばん大切なのは、歩行者や自転車をしっかり教育することだと思うのだけどねえ…


つーか、今日は昼間眠かったので早く寝ようと思ってたのに、このネタを書き出したら止まらなくなって、こんな時間までかかっちゃったよ…
orz
by haschiken | 2009-06-09 00:41 | 時事問題

非日常の楽しいことを求めて
by haschiken
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