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> 新ドラえもん評5/27
こないだのドラえもん。
「のび太の地底国」

アニメ公式サイトの予告をみていたら、
みんながそれぞれ『折りたたみハウス』を使って、勝手に自分の家を建てはじめてしまったから、大変なことに… !?

と書いてあったので、がらりと話を変えてくるのかな、と思っていたら、なんのことはない、出木杉の
「きちんとした都市計画をたてなくちゃ」
というセリフを際立たせるためだったのね…

んで!
その出木杉なんですけどね…

今日が初登場ということで、どういう声、容姿になってるか、注目してたんですが…

イマイチ

全体的に、イヤミな雰囲気を感じてしまったときが何度かあったのよね~。
表情も、喋り方も、声も。

これは出木杉というキャラとしては大失敗だと僕は思う。

むかし書いたように、出木杉というのは、他の漫画にでてくるような優等生キャラと違って、能力、性格ともに非の打ち所がない完全無欠なキャラであるわけだから。
その意味で、優等生すぎた先代の声も、出木杉を上手に表現できていた、とは言いがたいと思う。
てゆーか、んなこと言ってたら実際の人間が演じるには絶対何らかの無理が生じそうだ。

声そのものも、男の子に聞こえないときが少なからずあった。
声をあてているのはテレビ朝日のアナウンサーということだそうだ。

おいおい…
同じ声のプロとはいえ、主観を徹底的に排して冷静にニュースを伝えるアナウンサーと、キャラクターを深め、己の分身として命を吹き込む声優とでは、まったく仕事内容が違うと思うんだけど…

これまで、しずかママやスネ夫ママ、ノビスケ、先生などの脇役に大物声優が名を連ねていた(といっても僕自身は声優に詳しくないので高山みなみぐらいしかわからないけど)だけに、最重要脇役ともいえる出木杉はどんな人になるか、と期待していたんだけれど。あまりいい結果とは言えないのではないか。

さて、ストーリーのほうは、と言うと…
今回はけっこう毒を効かせた仕上がりになっていたんじゃないか、と思う。

原作では「ネタ」のひとつとして使われていた全体主義批判を、意識的に際立たせた演出だなぁ、という感想を持った。

アニメオリジナルシーンとして、のび太が馬鹿げた自分の銅像をつくろうとするくだりと、出木杉を中心としたレジスタンス活動がリアルに描かれていたのがそれに当たる。

たしかにこの作品は、原作においても、恐怖政治が誕生するプロセスが、カリカチュアライズされながらもリアルに描かれていて、それに気づいてから改めて読んだときは、ぞくりとさせられたものだ。

のび太首相が掲げるスローガンは決して間違っているわけでもなく、国民は賛同し、彼に警察権力を委ねてしまう。
徐々に国家を私物化しはじめ、
「のび太国ばんざいを叫ぼう!」
と浮かれるのび太を、皆はバカらしく思いながらも深く考えることなく調子を合わせる。出木杉が、
「とくに問題はないんじゃないかな」
と冷静に対応するシーンをアニメでみていて、知識人と一般市民層の両方の支持を得て成立したナチス政権が戯画化されているように感じ、薄ら寒さを感じた。

そういった風刺性をもった作品として、今回のアニメも出来は良かったと思う。

ジャイアンの声も少し良くなったような気がするしね。
あ、声といえばドラえもん!
そろそろ板についてきた感じもしますね~。
今回はなんといっても
「ばかだね~、じつにばかだね~」のセリフですな。
その後のひそひそ声も含めて、なんともいえない「らしさ」が感じられて良かった。

そして忘れてはいけないミニシアター!
ついにあの作品がアニメ化されました。
てんコミドラえもん最短編として、伝説的ともいえる「ボールにのって」
ミニシアターはじまって最初のシーンを目にした瞬間、
おぉっ! ついにきた!
と思いましたね~。

次回は
「入れかえロープ物語」(←タイトルかわっとるぞ)
「漫画家ジャイ子」
の二本だそうで、またまたみどころたっぷり。

おとなしいだけじゃないしずちゃんの新たな一面、そして新しいジャイ子のキャラに注目ですね!(もうイギリスのペンフレンドとは縁を切ってくれよ


ランキング参加中(もはやあんまり意味がないような気も…)



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by haschiken | 2005-05-30 00:11 | アニメドラえもん

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