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> 年末年始音楽三昧:三つのジルヴェスター・コンサート
あなたは、どこでカウントダウン?

去年の大晦日はいつもにくらべてあまりテレビを見ませんでした。
いつもならだいたいドラえもんにはじまり、ビートたけしの超常現象スペシャル(もちろん笑うために見る)というテレビ朝日コース。その合間にとりあえず紅白歌合戦と格闘技を興味に合わせてちょこちょこっと見てみる、て感じだったんですが、今回はドラえもんも面白くなく、変えた教育テレビの第九もつまらなく、紅白歌合戦は例年以上に興味なく、なにより九時過ぎから送り残してた年賀メールを作っていたので、さて、ひと段落ついて気づいてみたら11時半ごろ、になってたんですわ。
で、あらためてテレビのチャンネルををガチャガチャやってて(もちろんリモコンなんでそんな音しませんが)、天童よしみ?興味ないな、とか、宇宙人の解剖?おもしろくないな、だいいちもう終わりやし、とか思ってたわけです。するとちょうどテレビ大阪になった瞬間にオーケストラをバックに合唱が始まったのです。

あれ? また第九かよ、と思って新聞をみると、なんとジルヴェスターコンサートと書いてあるではないか。そして「ボレロでカウントダウン」と。おもしろそうじゃないか、見てみよう。
さらにさらに、サンテレビ(兵庫県のローカルテレビ)でも神戸の佐渡裕のジルヴェスターコンサートを生中継してるじゃないか! NHK衛星では1:15からベルリンフィルのジルヴェスターコンサートを!!
とりあえずベルリンフィルは録画。問題は全く同じ時間帯にやっているコンサート、どっちをみるか。
佐渡裕がおもしろそうだけど、いま写ってる大野和士のほうも捨てがたい… 何回か変えてみて、とりあえず東京の大野さんのほうはボレロのフィナーレを年明けの合図にするという企画をしているらしいことがわかり、年内はそちらを見ることに。

ボレロ。はじめから終わりまでリズムが一定の曲で、よくぴったりあわせたなぁ、と思うほどぴったりでした。聴きながら、最後が近くなるにつれて、2,3秒オーバーするんちゃうん? とか思ってましたが… まいりました。
曲がじゃ~ん! と終わってクラッカーがパ~ん!!
今年で十回目らしいけど、なかなか面白い趣向だと思う。
クラシックを崇高な芸術としかみとめない人たちに言わせると顰蹙ものかもしれないけど、イベントとしてこういうのもありじゃないかなぁ。
だいたい音楽って、そのものそれだけで聴くより、なにか引き立てる映像なんかと一緒に聞いたほうがより面白いことが多い。よっぽどの通とか、よっぽど好きな曲ならともかく、けっこう「機会音楽」として使ったほうが全体的な感銘は増すように思う。

年明けてからは佐渡裕のほう。
こっちのほうがコンサートとしてはおもしろいかな。楽しい曲や、クラシック以外のゲストミュージシャンを呼んでくるのもいい。少なくともこの日本の地方都市の、イベントとしてのコンサートで、クラシックを特別な音楽として意識する必要は全く無い。まぁ、このへんは、関西と東京のちがいとか、大野さんと佐渡さんの性格の違いみたいなこともあるのかもしれないけど。
ただこっちのほうは演奏をしてない(あるいは中継してない)時間がやたら多くないか??
そのあいだのスタジオでの桂小米朝らのトークは必要ないし、生田神社からの中継なんてもっといらん。この辺もうちょっとセンス良くなればいいのになぁ。

ベルリンフィルのほうは録画してたやつを年明けてからみたけど、こっちはさすが、かな。
曲目からして日本でやってたふたつのコンサートとは違う。「レオノーレ」三番と「カルミナ・ブラーナ」だもん。「ボレロ」とか「雷鳴と稲妻」なんかで楽しく行きましょうという感じではなく、迫力満点。「カルミナ・ブラーナ」の映像は初めてみたけど、ティンパニがかっこいい!!
テレビ番組で大物が登場するときなんかのBGMによく使われる冒頭のところ、まるでハードロックのドラマーがツーバス叩いてるみたいな迫力。加えてカメラワークが抜群にかっこいい。まるで映画のように斬新でスピード感ある撮影。ホール内の照明とかも含めてモダンな演出が粋だなぁ、と。やっぱりベルリンはモダンアートに強いのかな? ま、元日のウィーンと比べたら同じ世界を代表するオーケストラでもえらい差だわ。(演出面での話)
最後に音楽監督サイモン・ラトルがスピーチ。イギリス人なのにドイツ語上手いね… そら指揮者なんてドイツ語できなきゃ話にならんかもしれんが。でもゆっくり喋ってくれたので、だいたい意味はわかったのが嬉しかったけど。
やっぱりインド洋の津波はヨーロッパにとってもショックだったみたいで、募金を呼びかけてはった。まぁ、冬休みに暖かいところへ旅行に行ってたヨーロッパ人たくさんいたんだろうなぁ。
ラストのヘンデルも迫力満点。


ジルヴェスターコンサート。
こういう年の越し方もいいかもしれない。
機会があれば、行ってみようかな。
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by haschiken | 2005-01-03 03:04 | 音楽

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