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☆管理人:haschiken
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アニメドラえもん10/21
さぁ、三週間ぶりのドラえもんです。
ほんとに久しぶりな感がしますね。 今回は一時間スペシャルということで、 「昔はよかった」(てんコミ30巻) 「宝星」(てんコミ44巻) の中編二本立て。 でもね、僕この二つの話あんまり好きではない。 ま、好きではないっていうか、とくにドラえもんとして魅力的では無いと思うから。 とくに、「昔はよかった」はなんか説教臭さがつきまとうし、最終的にドラえもんがなんでも屋的にホイホイ問題を解決してしまうのも安易だと思う。 ストーリーだけなら、F先生じゃなくてもこれぐらいは描けるんじゃないか、と思ってしまう。 「宝星」についても、宝探しネタそのものがドラえもんにかぎらずF作品でたくさん使われているし、展開もあまり目新しさを感じない。ただ、オチは好きだけど。 ま、そうはいっても、ドラえもん。 中編ということもあって、見ているとけっこう楽しめた。 昔はよかった 人間というものは無い物ねだりをするもので、いまでもスローライフだとかロハスだとか、昔の生活にあこがれる人々が多い。 しかし、それはあくまで現代の物質文明という裏付けがあってのスローライフだから余裕を持って楽しめるのであって、精一杯生きてもスローにしか生きられなかった時代は、それはそれで過酷なもののはずだ。 「どんな時代でも、みんなそれぞれせいいっぱい生きてきたんだよ」これは、ドラえもんという作品が持っている数あるメッセージの内のひとつではないかと思う。 物質文明の発達によって失われるものは確かにある。 しかし人間は少しの犠牲を払っても便利に、快適に生きられるように知恵を絞ってきた。その「失われたもの」に無頓着になることは良くないが、受けられた恩恵を無視して弊害だけを強調し、嘆いてもそれはナンセンスだろうと思う。その「マイナス」を、現代の人類が知恵を絞って埋めていくことが進歩というものだろう。 新しく付け加えられたのび太のセリフ、 「星はきれいだけど、見ている余裕がない」 は、事情を知らないドラえもんの 「きれいな星空だね」 と合わせて印象的だった。 宝星 なんか画に違和感あり。 どうもドラえもんの顔と、目の大きさがアンバランスな気がした。 演出は結構良かった。 ロケットの打ち上げ、カウントダウンからマッチで点火。 これはその後の洗濯物が飛び散る表現と合わせて、「日常感」を全面に出せていたのがとてもいい。ドラえもんはどこまでいっても、「生活感」を失ってはいけないからね。 しずかちゃんのクールな態度もいい。 そして、 「のび太さんのいうことだもの、あてにしてないわ」 といっておきながら、 プールとテニスコートを電話で催促してくるのも笑えた。 ほんとちゃっかりしてるとこはちゃっかりしてますよ。 さて、今回の目玉はなんといっても春休みの映画情報。 とくに映画の初公開映像があるということで、ワクワクしながら待ってたんですが… 番組の最後にそのシーンが出たものの、見た瞬間、 なんじゃこりゃ と思ってしまいました。 いままでの(わさドラ版とも、大山版とも)ドラえもんとあまりにも画が変わってませんか? これはちょっと… 慣れるのに相当時間がかかりそう。てゆうか、時間をおいても慣れないかも。 というのも、輪郭の線がゆらゆら動きすぎ。 細かい動きを出したいのはわかるけど、あそこまでやるとF先生のタッチが消えてしまってないだろうか。 F先生の画というのは、ごく単純な点と線(曲線)の組み合わせで構成されたシンプルさが最大の特徴なのに、それが消えてしまっていて、なんだか「劇画・オバQ」を見ているような気持ち悪ささえ感じてしまった。 ミニシアターぐらいでああいうタッチを見せてくれるのはおもしろいけど、あれを90分以上続けられるとかなり見ていて辛いのではないか… リニューアルしたアニメドラに対して初めて否定的な意見を書いたと思うが、この画はほんとに… あと、覆面男がタイムマシンで追ってくるシーンに、G.ホルストの「惑星」から「火星」の音楽が使われてた。でも、あんまり合ってるとは言えないと思う。 「銀河超特急」の「真夏の夜の夢」ほどのベストマッチの再来を期待。 制作発表会見についてはとくに無い。 劇団ひとりがひとり五役らしいが、あの映画にそんなにたくさん役があっただろうか?? ティラノサウルスと、ブロントサウルス(この名前、いまでは存在しない恐竜のものですね。どうなるんだろう)と、オルニトミムスと… って、そういうことかしら。 そして、来週からのオープニング。 ♪ハグしちゃお~~ を聞く。 …メロディは一発で覚えました。 その意味でアニメソングとしては良いのかも。
by haschiken
| 2005-10-22 14:41
| アニメドラえもん
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