Ashiko K Milk
2011-04-05T21:24:22+09:00
haschiken
非日常の楽しいことを求めて
Excite Blog
『新・のび太と鉄人兵団』@大人だけのドラえもんオールナイト
http://ashiko.exblog.jp/16145669/
2011-04-04T22:52:00+09:00
2011-04-05T21:24:22+09:00
2011-04-04T22:52:52+09:00
haschiken
アニメドラえもん
いやいや、春休みなんてもののある生活から離れて久しいですが、やはり春休みといえばドラえもんファンにとっては年に一度の映画のシーズン!
今年の春は、名作『のび太と鉄人兵団』の再映画化、『新・のび太と鉄人兵団 はばたけ天使たち』ということで、いろいろ注目を集めたけれど、公開されてからはなかなかの好評を得ているようです。
僕も今年の映画の出来はとてもいい! と思っております。
というわけで、今年もはるばる行ってきました3月4日の「大人だけのドラえもんオールナイト」。
ついに更新に一年以上間が開いてしまったこのブログですが、久しぶりに書いてみましょう。
例によって、映画館でとったメモを頼りにしておりますので、一部不正確なところがあるかもしれません。
メディアが取材した記事も出ているようなので、そちらもどうぞ。
【http://cinema.pia.co.jp/news/155303/42223/】 さて、去年の「ドラえもんオールナイト」のトークゲストは、楠葉宏三監督、増子相二郎プロデューサー、そして脚本の真保裕一氏という3人で、キャラの濃いオジサンたちによる濃いトークだったんですが、今年のゲストは、寺本幸代監督と、『鉄人兵団』ノベライズをしたSF作家の瀬名秀明氏。
去年とはガラリと変わったリラックスした雰囲気のトークショーで、お二人の作品に対する思いがたっぷり聞けた時間でした。
「いちばん好きな大長編ドラは『魔界大冒険』で〜、その次に『鉄人兵団』と『宇宙小戦争』!」と目を輝かせて語る寺本監督、「オールナイトは昔から憧れだった。今回はじめて、皆さんと一緒に朝まで参加します!」と興奮気味な瀬名さん。
二人の様子は、ドラえもん好きな少年少女そのもので、客席のぼくたちも思わず「うんうん」とうなずいてしまう場面がたくさんあったのではないでしょうか。
旧作である、86年版映画を小学生の頃に見てとても感動したという寺本監督。
「あれだけ素晴らしい旧作と全く同じものを作っては旧作に対しても失礼になると思った」という監督が今回テーマに据えたのが、「思いやりの心」とのこと。
「そのテーマさえぶれなければ大丈夫」との思いで作られたそうです。
ロボット物という点においては、「ロボット物はアニメでも専門職の世界なので、そのあたりは専門のスタッフに任せた。ロボットの醍醐味は変形だ! ということで、ザンダクロスを変形させることも考えた」というエピソードも。
『ドラえもん』世界においてのロボット物は「日常の中に巨大ロボットがあらわれる違和感。他のものとザンダクロスの大きさの対比」にこだわって設定されたそうです。その結果、「ザンダクロスの脚はのび太の部屋に入らなくなったw」と。
瀬名さんのほうは、ノベライズにあたり、大阪大学のロボット専門家と5時間以上、ロボットや『鉄人兵団』について話したというエピソードを紹介。
「ロボットにも鏡面世界は左右逆に見えるのか、という議論もしまして、結論としては、見えるだろうと。やはりF先生はすごい、ということになった」そうです。
「旧作映画の頃と比べて、現実にもロボット技術やロボットアニメが大きく進歩した。今回の映画はその時代の流れもかんじられるのではないでしょうか。」
さらに瀬名さんは、原作漫画、アニメ映画、そして小説という「メディアの違い」に言及。それぞれのメディアによって、得意・不得意な表現があるという話題に。
「原作漫画ではのび太たちは、3日半も鏡面世界に行きっぱなし。小説版ではその点についてフォローが必要だった。」と。
寺本監督の映画も、映画化によって効果的な演出がいくつもある、と絶賛しておられました。
それを受けて寺本監督は、「思いやりの心」を形で表した「三つの星(愛情・欲望・思考)」を紹介。「そして、しずかの心も」
新キャラクター、ピッポについても、瀬名さんが、
「今回、予告編などにピッポがたくさん登場していますけど、すごいのは、ピッポの登場がこの映画の最大のネタバレではない! ということなんですよ!」
と興奮気味に紹介。
監督は
「ピッポはのび太と対応させるキャラとして作った。しずか・リルル組と平行線にならないように工夫した。」
という、見た後にはよくわかるヒントを紹介。
「おかげでミクロスが全然出せなくなっちゃって… ミクロス好きなのに…」
瀬名さんは、
「今回、『鉄人兵団』のリメイクということで、皆さんいろんな不安があったと思う。しかし、今年の映画は本当に、新しい名作が生まれた、と言えると思う! 皆さんもこの後見れば「なるほど」と思うはず!」
という絶賛コメントで、こちらの期待をどんどん高めてくれました。
その他にも、筋金入りの原作ファンとしてのお二人の話は続きます。
「小説版『鉄人兵団』では対象年齢を少し上げて書いた。けれども作品のテーマはそれぞれの年齢でしっかりと心に刺さる。それこそがF先生の凄さ、奥深さ」と瀬名さんが言えば、
「映画『ドラえもん』の魅力。どんなに大きな事件が起きても、日常にかえる安心感。そして、無限大のアイデア。それに尽きるのではないでしょうか。」
という寺本監督のことばでトークショーは終了となりました。
そしていよいよ、新作の上映!
いやー、本当に今回の映画はよく出来ていて、最初はドキドキしながら見ていたものの、いつの間にやらストーリーに没頭、「おお、そうくるか〜!」というシーンも楽しみつつ、あっという間にクライマックス、そしてエンディング。
最後には客席から暖かな拍手も沸き起こり、非常に満たされた気持ちで見終えることが出来ました。僕としては、ここ数年は「いやー、このへんがちょっとねー」という不満点が少なくなかったこともあって、今回はこんなに満足していていいのだろうか、と変な気持ちになったぐらいです。
原作漫画や86年版の旧作映画と比べて、ここが違うあそこが違うということは簡単にできます。けれども、それらすべてに意味があるようにできていて、藤子・F・不二雄の名作『鉄人兵団』に、いま新たに命を吹きこみ誕生させた傑作、といってもいいのではないかと思います。演出の差なんてものは、「好みの問題」にしかすぎない、そういう仕上がりの作品でした。
「F先生の素晴らしい原作を忠実に映画化した」以上のものを見せてもらえたような気がして、いまこういうドラえもん映画の新作が見られたことがうれしくなります。
ただ原作がおもしろいだけでなく、新しい映画の脚本、演出、音楽、アニメーション技術、キャスティング、主題歌などなど、すべてのピースがここまでバッチリ綺麗に組み合わさった映画は、はたしてこれからも作れるんだろうかと思ってしまうほど。
「オールナイト」ではその後も連続して、『魔界大冒険』に『海底鬼岩城』というこれまた名作の上映があったのですが、今回に限っては、正直『魔界大冒険』よりも、さっき見た『新・鉄人兵団』のほうが気になる! もう一度見たい! という気になりました。
実際、その後に何度か劇場に足を運んでいるのですが、見れば見るほどまた見たくなってしまって困るよねえww
骨太のストーリーに、いくつも散りばめられた小ネタの数々、今からビデオソフトの発売が待ち遠しい作品です。
というわけで、今年の「オールナイト」は、トークショーも新作上映も、どちらも期待していた以上に楽しめた一夜となりました。
そんな、今年の映画ドラえもんも、もうそろそろ上映規模が徐々に縮小… というところも出はじめているかもしれません。
今回は迫力ある戦闘シーンも多く、できるだけ大スクリーンで見たほうがおもしろいので、チャンスはまだまだ逃さないようにしたいですね!
P.S.
仙台在住の瀬名秀明さんは、この「オールナイト」から一週間後、仙台市内で大地震に遭われたそうですが、無事で、復興に向けての様々な活動を始めていらっしゃいます。
【http://news.senahideaki.com/】
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『のび太の人魚大海戦』@大人だけのドラえもんオールナイト
http://ashiko.exblog.jp/13947554/
2010-03-14T23:31:00+09:00
2010-03-15T01:42:25+09:00
2010-03-14T23:31:05+09:00
haschiken
アニメドラえもん
さてみなさん、いつものごとく、お久しぶりです。
ブログを書かなくなって久しくなり、さらには昨年末頃からtwitterもやり始めたので、もうこのブログの更新は絶望的ではないかとさえ思ってたのですが、突発的に復活させました。
話題はもちろん、ドラえもんの新作映画『のび太の人魚大海戦』
いや〜、その前に、「フィーバー! ドラえもん映画祭!」と化した2月の週末にちょこっと参加した件も書こうかなと思ったのですが、まあそれは置いといて…
今回の映画は、久々に復活した「大人だけのドラえもんオールナイト」に参加して公開日の深夜早々に見てきました。
金曜、仕事帰りにそのまま新幹線に乗って関西から六本木へ。
史上最大の寄り道、でした。
以下、レポートというか感想というか。
核心についてのネタバレにはいちおう気をつけますが、映画をまだ見てない人は余計な先入観がつく可能性などもありますので、各自判断して読んでください。
【トークショー】
さて、「大人だけのドラえもんオールナイト」、まず最初のプログラムはトークショー。
今作の監督、楠葉宏三さん。脚本、真保裕一さん。そしてチーフプロデューサーの増子相二郎さんによるざっくばらんなトーク。
それぞれの発言から、印象的だったものを抜き出しておきたいと思います。
ただ、これは僕が当日走り書きしたメモと、少しの記憶に基づいて書いてあります。実際のそれぞれの方の発言とは微妙に違っているかもしれませんので、その辺は慎重に受け取ってください。
くれぐれも、ここに書いてあることそのままが、発言そのものだとは思わないでくださいね。
eiga.comでも記事が出てますよ。
まず、「え〜〜〜」という口癖が印象的だった真保さんは、第一回オールナイトに観客として参加したというほどのファン。
元シンエイ動画で… というもはやおなじみの来歴の紹介のあと、「大人の事情」なども踏まえながら、脚本を担当するに至った経緯、さらには近年のリメイク路線について語ってくれました。曰く、誰かが批判の矢面に立たねばならず、それが自分だ、と。そこで楠葉監督は「そのとおり」と力強い相槌w
増子さんは、自ら保守的なファンだと語り、F先生に近づけないという悩みをずっと抱えているとの心境を吐露。
個人的にはリメイク派だが、「そろそろオリジナル作品をやらないとダメ」という真保さんらの声に励まされたとのこと。F先生に追いつくことはできないけれど、少しでも努力しながらオリジナル路線を行くのがこれからのドラえもんの道と判断したそうです。
実際のシナリオは、真保さんの書いたものに、だいぶん楠葉監督のアレンジが加わってるようですね。
道具をたくさん登場させたくて、いろいろいじってしまったとのこと。今回の映画に出てくる作品はすべてF先生の考えたものです。
このあたり、秘密のネタも踏まえながら、みなさんおもしろく語ってくれました。
ほかにもいくつか話題はあったのですが、最後に3人がそれぞれ「これからのドラえもんアニメ・映画について」語った言葉がとても重要だと感じたので、記憶のあるかぎり書いてみます。
真保;『ドラえもん』ほど、キャラクターと世界がしっかりと構築されたマンガはない。それを大切にしてシナリオを作れば、必ずいいものができると思っている。これからも期待してほしい。また、いま全集も刊行中だし、F先生の作品をぜひもういちど紐解いてみてほしい。
楠葉:原作やその他のF先生の作品を何度も読んだ。『ドラえもん』は徹頭徹尾子供の側に寄り添った児童漫画。そこをこれからも大切にしていきたい。映画をつくるうえで、さまざまなことがある。その都度、還るのは必ず原作漫画。あの天才的な作品を読みこなし、なんとか先に続けていこうとしている。スタッフ一同、その気持を大切にしている。そのドラえもんを、これからも応援してほしい!
増子:アニメのドラえもんは、これからも20年、30年… たとえ2112年を超えても続いていくものだと思っている。スタッフも見る側も、世代交代を重ね変わっていく作品。懲りずに支えてほしい。
制作に深く関る3人の、かなり本音に近い言葉だったのではと思います。
【映画『のび太の人魚大海戦』】
さて、その後、日付が変わるか変わらないかのタイミングで『人魚大海戦』の上映が開始。
その感想は…
うーん… うむむ…
一昨年もそうだったのですが、アニメオリジナル作品についてはコメントが難しい…。
しかし正直なところ、見ているあいだ、前半部分はかなりワクワクさせられました。
ほどよい緊張感でストーリーが進み、かつての作品へのオマージュシーンも多く… 今回はひょっとしたらアタリかも!! と期待してたんですが… クライマックスあたりではストーリーがよくわからなくなり… モヤモヤとした気持ちで終わってしまいました…
うむむむ…
見終わってハッと気づいたのですが、この心の動きは一昨年に『緑の巨人伝』を見た時とよく似ているんですよねー。
あの時も前半部分はかなりワクワクしました。ただ見終わった後はストーリーがムチャクチャで、非常に悪い評価になったわけですが…
『人魚大海戦』は、とりあえずなんとか物語として終を迎えられたように見えたので、そこまで悪くはないかな、というところですね。
とはいえ、ひとことでまとめてしまえば、「ネタはあるけどストーリーがない」映画です。
「ネタ」は本当に豊富。
過去作品を想起させるセリフや小道具、ちょっとした出来事はたぶん今までで一番多いだろうし、新要素についても、いろいろ語る余地が提供されていて、その意味では楽しい作品と言えるでしょう。
しかし、「ストーリー」については… なんの話だったのか?とあらためて考えてみると、かなり弱いと言うか薄いと言うか、見た後に残るものが少ない。
だから個人的な感想としては、「おもしろい映画」では無かった…
ただ、ここからはかなりイビツな語りになるんですけど、それでも僕はこの作品を応援したい。
それは、映画を見る直前に、上記のトークショーを見た影響もあるかもしれません。
F先生の作品を尊敬し、なんとかそれに少しでも近づけるものを! と語る監督たちの気持ちが、映画を見た後、よくわかるような気がしました。
『人魚大海戦』からは、そして2005年のリニューアル以降のアニメドラえもんからは一貫して、製作者たちの
「私たちは『ドラえもん』というマンガがスッゴク好きなんです!! 藤子・F・不二雄先生を尊敬してるんです!」
という気持ちが感じられるのです。
原作マンガを尊重しようという敬意が。
ここが、僕がリニューアルして以降ずっと「わさドラ」を楽しんでいる大きな理由なのです。
それ以前のドラえもんからは、残念ながらそれが感じられなかった。
ならば、今、ドラえもんアニメが進む道として、今の路線は間違っていない、その道をもっと見守りたい、という気持ちを、はからずも自分の中で再認識することになりました。
というわけで、僕はこれからも、アニメのドラえもんが今の道を進む限り、少々つまらない回があったとしても、それは正直に言いながら、シリーズ全体は応援していくでしょう。
ファンとして、映画を制作した人たちの生の言葉を聞き、作品に対する自分の気持ちを整理するきっかけができたので、無理して東京まで行ってよかった!!
だらだらと長く書いたので、ひとまずこの記事はこのへんで。
全くあてにならないんですけど、また時間などあれば、映画関連でもっと詳しい記事なんかを書く… かもしれない… かなあ… どうだろう…
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謎の人形
http://ashiko.exblog.jp/13099700/
2009-11-29T21:36:21+09:00
2009-11-29T21:36:22+09:00
2009-11-29T21:36:22+09:00
haschiken
未分類
部屋のすみからあらわれた、この人形はいったい何だッ!!
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映画 This Is It みてきた
http://ashiko.exblog.jp/12827610/
2009-11-03T00:58:50+09:00
2009-11-03T00:58:49+09:00
2009-11-03T00:58:49+09:00
haschiken
映画
頭の中で“Beat It”のリフが響く余韻を楽しみながら帰ってきた。
とりあえず、50才の男が歌と踊りの練習をしている映画には見えん。
リハーサル映像というから、もっとラフなものかと思ってたけど、じゅうぶん観て楽しめる出来。
凄い人気で、公開期間も延長されたというのも聞いてたけど、たしかに今日もレイトショーなのにほぼ満員だった
マイケル・ジャクソンのコンサートともなれば、セットリストが名曲揃いで激アツなのも、演出、演奏が素晴らしいのも当たり前。未完成の状態とはいえ、映画館で見られるのはうれしいことだ。見ているうちに、ぜひこのコンサートが完成して欲しかった、ととてつもない勿体なさを感じたけど。
彼の最後のパフォーマンス、堪能することはできた。
バンドにいた、金髪の女性ギタリストがクールでカッコ良かった。最初はジェニファー・バトンかなとも思ったけど、それにしては若すぎるw
映画の中のテロップを見るとオリアンティ・パナガリスという人だった。調べてみると、オーストラリア出身の24才(!)らしい。
かつてはエディ・ヴァン・ヘイレンやスラッシュも弾いたMJの曲のギターパートを堂々と弾くのが印象的だった。
ツアーが成功していれば、もっと有名になれたギタリストかもしれない… でもあそこまで行けばこの先にもチャンスはあるだろうけど。
しかしTOHOシネマズは、映画の前に映すあのくだらないアニメをなんとかすべきだと思う。いや、単体でみればああいうおバカなノリは嫌いではないが、映画館に行くたびにあれを見せられると、場合によっちゃあ映画本編よりもあの「タカノツメ団」のほうが印象に残ってしまう。]]>
大植英次の『カルミナ・ブラーナ』
http://ashiko.exblog.jp/12813768/
2009-11-01T21:59:00+09:00
2009-11-01T22:10:29+09:00
2009-11-01T21:59:44+09:00
haschiken
音楽
映画でも見て帰るかー、と終業後ポチポチ探していたら、偶然大阪フィルの定期演奏会をやっているという情報に突き当たった。プログラムを見てみると、なんと大植英次指揮の『カルミナ・ブラーナ』!
これは聴きたい!
『カルミナ・ブラーナ』といえば、クラシックの「生で聴くべき曲(※)」の代表みたいなもんじゃないか。
それを有名指揮者の棒で聴ける機会、あわててホールに電話して「当日券ありますか?」と聞いてみた。
「若干数の発売があります」
と言われたので、急いでザ・シンフォニーホールへ。
窓口についたら、当日券が残り2枚だった。
その2枚というのが、最前列右端か、補助席右端かという厳しい選択。
迷った末、あまり見ることの無い角度で見られるかと最前列を選んだ。
音のバランスは全然ダメだろうけど、珍しい経験としていちばん前の端で聴いてみるかと。
実際に座ってみると、想像以上に特殊な環境だった。
ハイドンのチェロ協奏曲だったけど、小編成オーケストラだとまず目の前のステージがほぼ空っぽ。体を左に向けるとオーケストラを横から眺められる感じ。
ほぼ真左に指揮者がいて、その向こうにソリストがチラ見えする。
これが『カルミナ・ブラーナ』で大編成オーケストラになると、目の前やや左上の方向にビオラの後列が、その少し奥の目の高さにコントラバスが並んでる。あとはさらに奥に合唱団、真左に指揮者とコンサートマスターがチラチラ見えるぐらいで、他の楽器は全然見えない。
結果、普段はあまりわからないビオラの音色や旋律がやたらハッキリ聞こえて、コントラバスはごうごう響く。そしてその他の楽器は見えないところから響いてくる。
バランスは悪いけど、生ならではのおもしろい経験だった。
チラ見えとはいえ、指揮者の表情や動きをみることもできたし。
でも、ずっと体を斜めにして聴いてたので首と腰がひどく痛くなったけどw
ともあれ、オーケストラ聴きにいったのは久しぶりだったけど、やっぱりいいもんだ。
会場でもらったチラシを眺めていると、いろいろよさそうなコンサートがあるみたいなので、またいろいろ積極的に行ってみよう。
※ 「生で聴くべき曲」
もちろん、ほとんどの音楽は生で聴くのがいちばんというのは当然だけど、とくに合唱が入った大規模オーケストラの曲なんかは、再生装置で聴くのと、実際にホールで音が響いてるのを聴くのとではものすごい差があると思うのです。そういうことです。
ちなみに、『カルミナ・ブラーナ』ってこれです。↓冒頭部分。たぶんみんな知ってるw
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朝日新聞でドラえもんの広告特集
http://ashiko.exblog.jp/12688706/
2009-10-20T22:03:00+09:00
2009-10-20T22:05:47+09:00
2009-10-20T22:03:32+09:00
haschiken
ドラえもん
今朝、新聞を読んでいたら、どーんと2面に渡ってこんなことになっていた。
なぜかドラえもん&藤子F作品の広告特集が打たれていて、『ドラえもん』のみどころとか、他作品の紹介が書かれてた。
もちろん、うれしい驚きだったのだけれど、読んでみてもいまいち何の企画かよくわからなかったなあ???]]>
テレポーテーションガン
http://ashiko.exblog.jp/12312486/
2009-09-10T23:21:00+09:00
2009-09-10T23:22:33+09:00
2009-09-10T23:21:29+09:00
haschiken
エスパー魔美
……。
よくまあこんな「コネタ」を思いついたねえ。
エスパー魔美の仁丹消費量を検証してみた | Excite エキサイト
『エスパー魔美』の世界では、物体間の距離が急速に縮まると、それがテレポーテーションのエネルギーになる。
その原理を利用して、ブローチから仁丹が飛び出す仕掛けになっているのが、高畑和夫の作った「テレポーテーションガン」ですね。
自分に向けて仁丹を打ち出すことでテレポートしやすくする道具です。
ちなみに魔美の好みで、通常はただの仁丹ではなく「梅仁丹」が仕込まれてます。
これがアニメ板では仁丹ではなく、ビーズの玉となっています。
(混乱してる人も多いようで)
んで、その仁丹をコミックスの巻数ごとに何発打ったか数えてみた、と。
…ご苦労様です。
>小学館に問い合わせたところ、この件に関しての公式データは存在しないそう。
だから、まあ数えるほかなかったんでしょうなあ。
「しずちゃんがお風呂に入ってる頻度」かなんかはどこかで見たことがあるけど、魔美の仁丹のデータは無いらしい。
しかしこれ、
>がんばって検証したのだが、この様子をレポートしてもまったく面白くないので、いきなり結果を公表させていただく。
とあるけど、そこのところをはっきりさせないとだいぶん数字が狂ってくるんじゃないでしょうかね。
というのも、
「魔美が1回のテレポーテーションで(すなわち一発の仁丹で)移動できる距離」は変化してますからねえ。
初期のころで1回につき約600メートル。その後、魔美の超能力も成長して数キロぐらいはテレポートできるようになるからね。
そもそも移動シーンが省略されている場合に何発打ったかなんて見当もつかないんじゃないかと思うけど…
まあそんなツッコミは全くどうでもいいや。
でも、長距離移動なども含むとすれば、この記事で発表されている数字より多くなるんじゃないかなあ。
いや、あらためてマンガを読み返したりしたわけじゃないからわからないけどw
んで、そんなどうでもいい話題はおいといて、
『エスパー魔美』
藤子Fファンにとってはもう言わずと知れた傑作なわけですが、べつにそうでもないという人たちでも、けっこう好きな人は多いように感じますね。とくに僕の世代からちょっと上の世代に欠けて、つまりアニメを見ていた人たちは、内容を覚えていたり、好きだったりというのをよく聞きます。
実際おもしろいですからねこの作品は。
いや、ほんとに、掛け値なしに。
藤子・F・不二雄の代表作といえば、『ドラえもん』『パーマン』など、小学生を主人公にしたものが多いですが、『魔美』は中学生が主人公。
だから、ほかの作品よりも一歩も二歩も深く踏み込んだストーリー展開が楽しめる傑作です。扱われる事件も、身近な悪や社会の不条理にまつわるものがほとんどで、とても共感しやすい。
冗談抜きに、僕の社会観や道徳観、芸術観はこの作品で育てられたようなもんですからね。
今月の「藤子・F・不二雄大全集」から『魔美』の刊行が始まったのはうれしい限りです。
しかも今回は大きな判型(文庫版と比べてみると画の迫力が全然違う!)、2色カラー部分を再現という形で出ているので、『魔美』だけでも揃える価値がありますね。
おすすめです!
…ちょうど大全集刊行もされてるし、『魔美』について高校生の頃からいろいろ考えてきたことを、ある程度まとめて書くべきときだなあ、とかなんとか個人的には思っていたり…]]>
『サマーウォーズ』
http://ashiko.exblog.jp/12279240/
2009-09-06T23:27:00+09:00
2009-09-07T09:43:54+09:00
2009-09-06T23:27:51+09:00
haschiken
映画
金曜日に、映画『サマーウォーズ』をみてきました。
細田守監督の話題作ですね。
絶対みておこうと思っていた映画なんだけど、みようと思ってるうちに夏休みも終わり、ぼやぼやしてると公開終了になってしまいそうだったので、いそいで。
まず驚いたのは観客の多さでしたね。金曜夜のレイトショーだったのですが、400人以上入る映画館の、4割弱ぐらいまで人が入ってました。レイトショーでこんな雰囲気ははじめてです。
しかも、公開されてからひと月ほど経っている作品に対して、ですからね。噂どおりの注目作なんだなあ、とか思いながらみたその映画は、やっぱりすごくよかった!!
ネットワーク上の仮想空間と、日本の夏の風景を描きわけた画も美しかったし、「バーチャル・セカイ系」とでもいうべき(?)デジタルとアナログを絶妙にリンクさせたストーリーが、いまの時代にとても刺激的!
まさに、この夏のうちにみておくべき作品だった! と満足できるものでした。
そしてこの映画は、「みた後にいろいろと語りたくなってうずうずする」タイプのものですね。
ということでちょっと語ってみます。
(ネタバレについては、この程度なら大丈夫だろうという範囲で) 映画は、「オズ」とよばれるコンピューターネットワークの紹介から始まる。
世界中の人間がアカウントをもつ巨大ネットワーキングサービスで、娯楽や買い物はもちろん、ビジネス、納税、投票などなど、社会生活全般にかかわる手続きがこのネットワーク上で行われている。という近未来(?)の世界。
場面は変わって、主人公のケンジ君が、ナツキ先輩に誘われ、里帰りのおともをして長野へ。
これ以降の風景の描き方がすごくうまいのだ、この映画は。『トトロ』より上手いかもしれない。
スイカ、ヒマワリ、アサガオ、セミ、入道雲、縁側、井戸水… そして里帰りしてきた大家族の賑やかさ、楽しさ、ウザさ! 今では珍しい日本の田舎の夏をどんどん見せつけてくる。
この描き込まれた情景と、臨場感あふれるオズの仮想世界との対比が物語上とても効果的だし、また重要なテーマになっているのだ。
そこへ、コンピューターネットワークにトラブルが生じて、話は動いていくのだが…
実は、映画が始まってしばらく話が進み、だいたいストーリーの骨格が見えてきたころ、話のおもしろさには感心しつつも、もしかしたらこの映画には共感できないかもしれない、と心配しはじめていた。
数学の天才ではあるが内気でインドアな主人公男子が、積極的な先輩女子に旅行に誘われて、行ってみれば田舎の旧家のありえない豪邸で、さらにいきなりフィアンセになるように迫られて…
っていう展開はいかにもどこかに「ありそう」だし。
そこから予想できる展開は:
主人公は戸惑いつつも大家族と慣れて、仲良くなってゆき、コンピューターのトラブルも「家族の絆」で解決し、
「やっぱり家族っていいよねー。ネットは便利なんだけど、人と人との繋がりがうすいから限界があるんだよ」
なんていう、教訓めいたエンディングへ… とか。
そんな陳腐で、古臭いテーマに回収されてしまったらどうしよう… と。
流れる涙を止めるには、オンラインの繋がりは無力で、実際に手を握らないとだめなの??
ここまで精緻な設定のネット世界を描きながら、そんな結論にしちゃうの??
それではあまりにつまらなく、もったいない。
まあ、こんなことを書いているということは、そんなことはなかった、ということになるのだけど。
そう、結論としては、この映画は、「ネット世界のリアリティ」と、「リアル世界のリアリティ」を並立させ、さらに両方とも肯定するという素晴らしいクライマックスをみせてくれた。
疑似世界で繰り広げられるアバターたちの戦いは、執拗なまでに高校野球の展開と対比させられたり、現実世界の人間の活動に影響を受ける。
そして、ラストバトルの解決は、ネット上の人間の繋がりがなければありえない。
我々が「ネット」と「リアル」を語るとき、「ネット」と「リアル」のどちらがいいのか、「ネットは人間をだめにする」とか、「現実世界なんてもう終わってる」とか、どちらかに偏る二元論的な議論にまだまだなってしまう。
けれども、実際はすごくシンプルで、ネットの仮想世界の外側には(ほとんどの場合)生身の人間がいるわけだし、生身の人間は(いまのところ)現実世界に暮らすしかない。
『サマーウォーズ』は、「赤の他人だろうと親友だろうとフラットに繋がるネットのコミュニケーション」と、「それぞれの秩序や与えられた立場があり、特別な信頼感に根ざした家族のコミュニケーション」の両方を等価に肯定し、「結局はコミュニケーションのありかたではなく、その手段を使う人間としての力」で世界の危機を救う物語なのだ。
#####
…ふう。
また長々と語ってしまいました。
まだまだこの映画について語るべき視点はあるだろうけど、さすがにこのへんで切りましょう。
(「新しい敵」とかの設定もとっても示唆に富んでいておもしろいと思うけど)
これでも十分長く書いたけど…
特に僕は、近年の世の中の、ネットのコミュニケーションを必要以上に危険視したり、地域だの家族だのやたら懐古的な人間関係に過度に憧れる風潮に、
「なんだかなあ…」
と思い続けていた(いる)のです。
人間関係が希薄になっているとひとことで言うけれど、そのおかげで個人の自由度が増した部分も多くある。
たしかに人の繋がりが浅くなっていると感じることも少なくはないが、それは新しいメディアを否定すれば回復されるものではないだろう(むしろ悪化するだろう)。
そんなことをぼんやりと考えながら、僕自身は、ネットならではのコミュニケーションの可能性というものを信じて、そしてまた実体験として感じながら、ネットを使い続けているわけです。
この映画はそんな僕にとって、なにかスッキリとした気分で楽しめるだった、というところでしょうか。
“人間関係というのは、人と人とが手をつなぐだけのものなのか。
人と人とが手をつなぐ方法というのは、実際のふれあいが必要なのか。”
と、映画を見終わってふと感じたことをメモしたのですが、
「そうとは限らない」
というのがいまの現実だと思うのですよ。
ただ、「だからこうすればいい」っていうところにまだ社会はたどり着いていない。
なぜかネットと親和性の高いアニメという文化が、「いま」このテーマを扱った感性は、やはりものすごく時代に合っている、と思うのです。
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バースデイ
http://ashiko.exblog.jp/12256372/
2009-09-03T21:46:00+09:00
2009-09-03T21:54:08+09:00
2009-09-03T21:46:33+09:00
haschiken
ドラえもん
Googleトップページロゴが「ドラえもん」に (ITmedia ニュース) | エキサイトニュース
朝、PCを立ち上げてみれば、グーグルのトップページのロゴがドラえもん仕様に!!
一瞬のおどろきの後、
「9月3日にこういうことをするとは、やるじゃん!」
と、ニヤリ、でした。
「Fプロジェクト」などいろいろのプロモーションのひとつなんだろうけど、デザインのセンスもなかなかおしゃれでいいですね。
ほかにも今日は、バンダイの「Myドラえもん」の発売日だったりと、おもしろい話題がいっぱいです。
F大全集刊行を筆頭に、ほんとうにいろいろとドラえもん、藤子F関連の話題が盛り上がっていて嬉しいものです。
いまのところ、興味深いものが多いし、F大全集もそこそこいい感じに人気みたいだし…
このまま大全集が完全に完結&ミュージアムのオープンまで突っ走ってほしいものです。
ついでに(?)、「ドラえもんチャンネル」もしっかり誕生日特別仕様になっていますね。
http://dora-world.com/top.html
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島根旅行 出雲編
http://ashiko.exblog.jp/12184469/
2009-08-23T23:52:14+09:00
2009-08-23T23:52:09+09:00
2009-08-23T23:52:09+09:00
haschiken
日々
さて、島根旅行の後半は、松江から出雲へ。
一畑(いちばた)電鉄という私鉄に乗って出雲大社へ向かいます。
ワンマンののどかな列車に揺られることおよそ一時間で、出雲大社前につきました。
日本古代史最大の謎といわれる出雲には、前からなんとなく興味はありまして、いつか行ってみたいなと思っていたのでした。
でも今回はふと思いついた旅行だったので、あまり予習をしていけなかったのが残念。
ヤマトの神話がアマテラスを筆頭に「天つ神」を主役としているのに対して、出雲の神話はスサノオやオオクニヌシを中心とした国つ神、そのオオクニヌシが天つ神に地上を譲る条件として、自分のためにおおきな神社を作ってくれと言ったのが出雲大社ですね。
かつては東大寺大仏殿よりも高い、高さ48メートルにも及ぶ巨大な神殿があったかもしれないといわれていて、2000年にはその有力な証拠となりうる柱の跡が発掘されたりと、いろいろと興味深いところです。
さて、参道をしばらく歩くと、本殿が見えてきました。
あれ?
なんだか洋館風ですね。
じつは今、本殿は「平成の大遷宮」と呼ばれる工事中なのだそうです。
それでこんな外枠ですっぽり覆われてるわけですね。
しかし神社の真ん中にこんなモダンなものがドーンと建っているのはなんだか妙な感じ…
今はもう終わってしまっていると思うけど、行った時期は、整理券制でこの覆いの中に入って、本殿を外から見学、というのを受け付けていました。
炎天下、空調無しのドームの中に小一時間入りっぱなし、足場の悪い中急な段差を何度も昇り降り、神聖な場所なので飲食禁止→水分補給できない、という過酷な条件にビビってしまって、遠慮しといたのですが、その後で大社の隣にある博物館でいろいろと知識を得、興味が増したときには、行っときゃよかったかなあ、とちょっと残念に思ったり。
出雲大社の本殿は、普段でも一般参拝客はもちろん、神道の最高権威者であるはずの天皇ですら立ち入ることのできないという聖域なのだとか。
そんな珍しいところを、外からとはいえ間近で見られる機会を逃してしまいました。
さて、出雲といえば、もうひとつ、出雲そば!!
食べてきましたよ〜!
普通のざるそばのように一気に盛らず、割子と呼ばれる容器に小分けにして入れて、そこに薬味とつゆを少しずつ足して食べるスタイル。ワサビじゃなくモミジオロシを薬味に使うのも特徴なのかな。
これがウマかった!!
関西育ちで美味しいそばに出逢う機会が少ないからか、僕はあんまりそばを食べて
「美味しい!」
と思うことはないのだけど、これは独特の香りとか甘みが強くて美味しかったです。
出雲そばは、そばの実の芯だけではなく甘皮まで挽いた粉を使うため、色が黒っぽく、香りが強いそばになるらしいですが、たしかに! 一口め、ためしにつゆをつけずそばだけ味わってみたら、かなり強い甘みと香りが感じられました。
つゆを意識して少なめにかけて、あっさりした味付けで食べるほうがいいですね。
江戸っ子はつゆをそばのほんの先っちょにしかつけて食べない、ということがはじめて理解できました。
とまあ、思いつきであわただしく行った島根旅行でしたが、思っていた以上におもしろく、美味しいものにも出逢えた大満足の旅となりました。
山陰地方というのは正直あまりなじみはないけれど、ほかにもいろいろとおもしろいものがありそうです。
おまけ:かえりの特急「やくも」から見えた夕日。結局これがいちばん綺麗やん!
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島根旅行 松江編
http://ashiko.exblog.jp/12136195/
2009-08-15T22:00:10+09:00
2009-08-15T22:00:09+09:00
2009-08-15T22:00:09+09:00
haschiken
日々
例によって無計画なもので、夏休みに入るまでなんにも考えてなかったのですが、以前から「絶景だ」と聞いていた宍道湖の夕日をみたいと思い、松江へ。そこまで足をのばすなら出雲にも行こう! ということで、気楽な一泊旅行となったのでした。
11日朝早くから、まずは新幹線に乗って岡山まで。
岡山からは特急「やくも」です。
車内はリクライニングが2段階しか無い座席の、だいぶんレトロな列車。
岡山を出た頃の天気は本当に綺麗な青空で、倉敷を過ぎて以降の、緑溢れるのどかな車窓の景色はなんとも素敵でした。
松江駅に着きました!
久々に見る、機械化されていない有人改札 …ってあれ? 無人やん??
列車が着いたときだけ、駅員さんが入ってくれるシステムでした。
のどかですね〜。
ところが天気のほうは、日本海側に向かうにつれて、雲が多くなり、雨がぱらぱら…
宍道湖に着いても、霧雨がしとしと降っておりました。
せっかく夕日を見にきたのに!
今回はダメだったのか!?
しかし、10分ほど歩いて松江城に着いたときには、空はまた青空に。
以降、若干雲は多いながらも、晴れた空がもってくれました。
松江城は、堀尾家、京極家、松平家と続いた松江藩の藩庁で、現存する木造の天守閣としては姫路城に次ぐ大きさのものだそうです。
天守閣からは宍道湖のまわりに広がる市街が見渡せてなかなか爽やかです。
その後、小泉八雲ゆかりの記念館や古い町並みを訪ね、いよいよ日没一時間前となったので、あらためて宍道湖の湖畔へ。
空模様は… いちおう晴れてるが、五割ぐらいは雲がある。
なんとか空の色の変化は見られるけれど、空一面が夕日に染まるというのはちょっと期待できそうにない、といった感じ。
でもまあ、綺麗に見れましたよ。
小一時間のあいだ、空の色が刻一刻変化してゆくのをぼーっと眺めているのはいいものです。
色づいた湖面をしじみ獲りの船(おそらく)がゆっくり進んでゆくのも、いかにも宍道湖らしい。
夕日を見たあとは、夕食!
宍道湖には、「七珍」と呼ばれる、美味しいものが七つあるのです。
そもそも宍道湖は、もうひとつの中海を通して日本海につながる汽水湖なので、主に淡水に住むものから、海水に住むものまで、独特の水産資源に恵まれていて、なかでもスズキ、モロゲエビ、ウナギ、アマサギ、シラウオ、コイ、そしてシジミが代表的なものなのだとか。(スモウアシコシと覚えるらしい)
これを是非味わってみたい! ということで、行く前にちょちょっと調べておいた郷土料理屋さんへ向かいました。小さな店なので予約推奨とあったところ、ギリギリで入れた!
七珍はそれぞれ旬の時期が違うので、一度に全部味わうのは難しいらしいけど、それでも七つのうちの四つ(スズキ、モロゲエビ、ウナギ、シジミ)を食べることができました。
なかでも美味しかったのは「スズキの奉書焼き」ですねー。
そのむかし、殿様が領内を見物していたところ、漁師たちがスズキを灰の中に放り込んで食べていたのを見かけて、自分もそれが食べてみたいと言ったことからできたと言い伝えられる料理だそうです。
さすがに殿様に灰まみれの魚を食べさせるわけにはいかない、と紙に包んで蒸し焼きにしたのがはじまりだとか。
紙に包まれてるおかげでいい香りがして、身は柔らかで、絶品でした。
と、大満足して一日目は終了。
松江って、それなりに都会だし、古い町並みも残ってるし、食べ物も美味しいし、いいところですねえ。予想以上に気に入りました。
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藤子・F・不二雄大全集!
http://ashiko.exblog.jp/12055216/
2009-08-01T22:47:00+09:00
2009-08-02T22:30:25+09:00
2009-08-01T22:47:55+09:00
haschiken
その他藤子F関連
ついに出た! 大全集!!
って、遅すぎるよ! 反応が!!
かなり遅れた藤子Fファンになっちまいました。
なんだかんだでじっくり読む時間がとれず、いまの段階ではとりあえず『オバケのQ太郎』と『ドラえもん』を読んだところです。
『パーマン』は、さらっと読んだ程度なので、ちょっとおいといて…
やっぱり『オバQ』が嬉しいですよねー。
連載開始作から、サンデーの掲載順に「当たり前のように」並んでいて、書店に行けば買って読めるなんて、夢のようです!
半年前には考えられなかったほど奇跡的なことです!!
僕が生きてるうちにオバQが読めたら幸せだなあと思い続けてきたのに、その望みがあっけないほど劇的に解決されることになりそうです!!!
いやー、それにしても、初期オバQのセンスはほとんど未経験に近いおもしろさだわ。
『新オバQ』だと、やはり画のタッチだけじゃなくて、話そのものも、ああF先生の作品だなあという感じなのだけれど、無印の、そして特にその初期のオバQはちょっぴり違った雰囲気に溢れていますね。両藤子のみならず、石森、赤塚のタッチがごく自然に混ざっているし(ニャロメやおそ松も普通に登場)。
ギャグを突っ走っている中でたまに人情系の話がでてくる、『オバQ』の雰囲気は大好きです。
『オバQ』は、まだまだ知らない作品がたくさん!
(なんといっても、まだドロンパも出てきてない!!)
じっくり続きが読めるなんて、なんと素晴らしいことだろう!!
『ドラえもん』に関しては、未読の作品は無かった(高岡の図書館などで少なくとも一度は読んでいる、はず…)こともあって、『オバQ』ほどの衝撃はなかったけれど、これまた「当たり前のように」連載開始作が3つ、最終回が2つも収録されている!!
まあ、買う前からわかってたことだし、ほんとに当たり前なんだけど、三年前にはるばる高岡図書館まで行って、必死に探して読んだ作品が、書店で楽に買える時代になったわけで、やっぱり
「ユメじゃないかしら」
状態です。
あ、夢たしかめ機はわざわざいりません。
いえ、けっこう。
とまあ、そんなことはともかく、この全集で注目されている『ドラえもん』の「学年繰り上がり収録」はおもしろいですねえ…
連載での新作というものをほとんど体験できなかった世代(あるいは人)にとっては、やはりてんコミの収録順というのが頭に入っているわけで(アニメの放送順、という人もいるかも)、僕も何かのサブタイトルを語るとき、
「ああ、XX巻に入ってるやつね」
とか、
「えーっと、あれは15巻ぐらいにあったっけ?」
といった具合に、知らず知らずのうちに位置づけてるんですよね。
それが、連載順に再整理されて並べられたのを読むと、まず第一に新鮮だし、いままでではあまり感じられなかった各エピソードの繋がりなんかもあらためて知ることができます。
(いちばんわかりやすいのは、『ドラえもんだらけ』→『のろのろ、じたばた』の流れですねえw)
というか、すごーくびっくりしたのが、
「1961年度生まれの人は、毎月毎月名作ばっかり読んでるじゃないか!!」
ってこと。
70年「小三」の十月号からの、
『のろいのカメラ』
↓
『おばあちゃんのおもいで』
↓
『エスパーぼうし』
↓
『手足七本目が三つ』
↓
『ドラえもんだらけ』
↓
『のろのろ、じたばた』
↓
『タイムマシンで犯人を』
↓
『うそつきかがみ』
↓
『あやうし! ライオン仮面』
↓
『かげがり』
↓
……
と、どんどん続いていくこの流れはすごすぎる!!
泣いて笑って怖がって、ハラハラ、ドキドキ、ワクワク、ウシャシャ、ゲラゲラ、ガーン、ジーン、グ・グー… もう大変ですね!
初期ドラえもんの代表作がこれでもかと詰まっている、なんて幸せな世代なんでしょう!!
しかも小四の最後は、
『のび太のおよめさん』
↓
『ドラえもんがいなくなっちゃう!?』(2回目の最終回)
で終わる!!
これでひとつの『ドラえもん』世界が完結してるといってもいいぐらいのまとまりの良さ!!
大全集を読んでいて、この並びに気づいたときは、ちょっとした衝撃でしたよ。
同じように見ると、『ドラえもん』に触れたいちばん最初の世代、1959年度生まれの四年生は3つしか読んでなかったのか…
しかも最後の作品が『けんかマシン』って…
「変ドラ+プラス」のこの記事でも触れられているけど、この世代の人たちの、ドラえもんを読んだ当時の印象が非常に気になりますw
いや〜、しかし、とにかく、もうなんといっても、この大全集、大満足であります。
期待どおりの内容なんだけど、その「期待」って、ほんの少し前までは「ほとんど実現は無理かもしれない理想」みたいなもんだったわけで、それがポーンと形になって出てきたこの嬉しさは、なんと言っていいのやら。
しかもこの大全集は刊行がはじまったばかり、今後数年に渡って続くという壮大な企画なわけで、これから毎月毎月新刊が楽しみでなりません。
とりあえず、この大全集が完結するまでは僕はなにがなんでも死んだりするわけにはいかなくなりました。事故や病気など、自分の身の回りのことにも注意したほうがいいかもしれませんw
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40年前からはるばると
http://ashiko.exblog.jp/11816935/
2009-06-24T22:37:35+09:00
2009-06-24T22:37:34+09:00
2009-06-24T22:37:34+09:00
haschiken
ドラえもん
あれ?
このタイプのフィギュア、前にも出てなかったっけ?
あれは食玩のものだったかな。
最初期のドラえもんのずんぐりむっくりな体型って、なかなかインパクトがあるようで、けっこう好きな人多いというか、ネタにされることがあるよね。
いまでは赤いしっぽの色が、当時は青いってのもポイントかなあ。
メディコム・トイのフィギュアなので、そのへんもきっちり再現されてるんだろうけど。
てゆーか、最近になって、またメディコム・トイの魔美&コンポコとか、納戸理人のフィギュア、買っときゃよかったかな〜、みたいな気が起こってきて困る。
フィギュア買っても、飾る場所もないのだけど…
Fプロジェクトで、趣味のいいグッズがたくさん出てくるのにも期待したいなあ。
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ゲキ×シネ『五右衛門ロック』
http://ashiko.exblog.jp/11732316/
2009-06-12T01:07:35+09:00
2009-06-12T01:07:36+09:00
2009-06-12T01:07:36+09:00
haschiken
映画
劇団☆新感線のゲキ×シネ『五右衛門ロック』をみてきた。
これはたしか去年の夏にやってた舞台。
ポスターに載っていた、
古田新太
松雪泰子
森山未來
江口洋介
川平慈英
濱田マリ
橋本じゅん
高田聖子
粟根まこと
北大路欣也
というキャストを見て、どんだけ豪華なんだよ! とびっくりした記憶がある。
みにいこうかなあ、でもたぶん後で映画になるしなあ、なんてことを考えて、結局ナマの舞台はみにいかなかったのだけど、やっぱり映画になったので、これは是非! と思って。
内容は、さすがに豪華。新感線らしくケレンたっぷりでそこそこ下品。
見ていて気持ちのいいロックミュージカルだった。
ビッグネーム役者たちはさすがに存在感たっぷり。
北大路欣也はこれ以上無いほど重厚な演技だったし、森山未來は歌に踊りにセリフすべてに芸達者、川平慈英はあいかわらず素のときとどう違うのかわからないw
なかでも江口洋介がいい味を出してた。
北大路欣也が渋〜い歌声で松雪泰子とデュエットしたり、松雪泰子と高田聖子の色気対決などなど、みどころもたっぷり。
なかでも、川平慈英vs森山未來のタップダンス対決は必見!
難しいこと考えず、みたあとにスカッとできる劇でした。
いっぺんぐらい、新感線のナマもみにいこうかなあ…
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みらいのくるま
http://ashiko.exblog.jp/11712133/
2009-06-09T00:41:00+09:00
2009-06-09T00:44:41+09:00
2009-06-09T00:41:46+09:00
haschiken
時事問題
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/090606/biz0906062036010-n2.htm
ハイブリッド車や電気自動車の静音性が、事故の可能性を高める危険が指摘されているとのこと。
要するに、走行中の音があまりに静かなもので、後ろから車が近づいてきたときや交差点等で、歩行者が車に気づくのが遅れる、と言いたいらしい。
自動車のこれまでの歴史って、たぶん、騒音との戦いという面があっただろうと推測するけど、せっかく静かな車が外を走るようになったところで、今になって
「静かすぎて危ない!」
とかいう意見が出てくるというのは、なんとも本末転倒というか、滑稽な話なんじゃないかと。
ところが、トヨタは
「オルゴールのような優しい音を出して走る案」
まで考えてるとか。
そんなことしたら、まるで
「おうい。きみはゴミを集める車だぞ」
とかいう催眠術にかかってしまった車(*1)みたいになっちゃうだろう、と思わずにいられないのだけど…
(*1 ドラえもん18巻『ドライブはそうじ機に乗って』)
しかし、のび太も自分がつくった「音のない世界」では同じように無音で走行している車に撥ねられていた(*2)ので、あながち杞憂とも言い切れないのかもしれません。
(*2 ドラえもん16巻『音のない世界』)
ついでに言及しておくと、1999年の映画『のび太の結婚前夜』では、大人になったスネ夫が乗っている車は電気自動車だけれど、スネ夫の趣味で、ガソリンエンジンのような音が出るようにチューンナップされている、という設定があります。
やはりこの感覚で考えれば、静かな車が走行中にわざと音を出すというのは、あり得る話なのかも。
「オルゴールのような優しい音」よりは、スネ夫のように、シンプルな「エンジン音」を流してたほうがいろんな意味で便利で自然なんじゃないかと思う、思うけど、ここで話が終わってはおもしろくない!
バカバカしい話題ながらも、トヨタが本気で考えているのなら、近いうちに実装されてしまう可能性は大いにある!
つまり、未来の車は、機械の性能的には静音化できるにもかかわらず、おろかな人間との事故をさけるため、わざとなんらかの音をまき散らしながら走る、という屈折した状況におかれることになるわけです。
この「音」、危険回避のために流すというならば、車が動いているときは常に流される必要があります。
ぶつかりそうなときだけとか、交差点にさしかかったときだけというなら、クラクションで代用できるわけです。わざわざあたらしく導入しようという機能ですから、やはり既存のクラクションでは対処しきれない用途のために決まっています。
すなわち、車が凶器になる可能性があるあいだ、エンジン(モーター)が動いているあいだはずっと鳴っている、ということになるのでしょう。
ドライバーがキーを入れてから抜くまではずっとその音が車外で鳴り続けるでしょう。そのおかげで、まわりの歩行者たちはその車が(たとえばドライバーが居眠りをしているとか、酔っぱらっているとか、アクセルとブレーキを間違えるとか、いろんな原因で)、いつ自分のところへ暴走してきても対応できるよう、警戒することができるわけですね。
さて、その「音」はいったいどんな音が流れるのでしょう。
参照した記事では、トヨタの人が、
「オルゴールのような優しい音」
と言っています。
まさに今のゴミ収集車みたいな音楽でしょうか。
想像するに、ちょうど現在の携帯電話の着メロのように、そういう無難で耳障りのよい音楽が新車にデフォルトで何パターンか収録されていて、ドライバーが選んで登録できるようになってるんじゃないでしょうか。
そのなかで、自動車メーカーや車種によって、ちょっとずつ個性が出されるんですよ。
たとえば、トヨタのパッソには、
「♪パッソ プチプチ プチトヨタ」
というあの歌が入っているに違いありません。
ホンダのオデッセイなら、今はCMに使われていないとはいえ、「アダムス・ファミリーのテーマ」は鉄板でしょう。
しばらくはそうやって、登録されているものからみんな思い思いのメロディを選んで設定して楽しむんでしょう。
しかし、携帯電話の着メロの歴史を考えてみると、登録してある音声だけではドライバーたちが飽きてしまうのにそう時間はかからないでしょう。
そこで、
「あなたの好きな曲をダウンロードして登録! あなただけの『走りメロ』に!!」
というサービスが始まるのは想像に難くありません。
かくして、道行く車からは、ドライバーたちの思い思いの個性豊かな音楽が流れる時代の到来です。
音楽ランキングには、CD売り上げランキングや、着メロダウンロードランキングといったものに加えて、「走りメロダウンロードランキング」という新たなジャンルが生まれるんじゃないでしょうか。
流行に敏感な人たちは、ひと月ごとぐらいにヒット曲を選んで、車に設定したりするでしょう。
しかし、車というのは趣味性の高いものです。
単なるヒット曲に留まらず、さまざまな音楽が用いられるはずです。
根強い人気となるのは、やはり車にまつわる曲たちでしょう。
ディープパープルの『ハイウェイスター』とか、山口百恵の『プレイバックPart2』なんかは、ダウンロードランキングでもロングセラーとなるはずです。F1中継でおなじみの、T-SQUAREの『TRUTH』もいいですねえ。
ハイブリッド車、電気自動車の時代ですから、RCサクセションの『雨上がりの夜空に』で、
「♪バッテリーはビンビンだぜえ!」
とか言いながら走る車も多いかもしれません。エンジンいかれちまっても問題なし。
そのころにはオタク文化もますます一般化しているでしょうから、いわゆる「痛車」の数も増えて、電波アニソンを響かせ走っていることでしょう。
いわゆる、スイーツ(笑)系の人たちには、『エレクトリカルパレード』なんかがいいんじゃないでしょうか。そのうち音楽だけではすまなくなって、クリスマスの電飾みたいなので車をデコレーションしはじめるかもしれません。
デコレーションの元祖とでもいうべき、いかついトラックにはやはり演歌がお似合いですね。
右翼の車はいままでどおり、軍歌を轟かせるだろうし、選挙カーは候補者の名前を連呼、竿竹屋は伝統の「♪たけや〜 さおだけ〜」です。宗教関係の車両だったら、お経やお祈り、勧誘ソングなどですね。
こういいう具合に、ありとあらゆる音楽が道路に溢れるわけです。
これはけっこう大変なことです。
かつて道路の騒音公害に悩んでいた、幹線道路沿いの住民たちには新たな悩みが生まれます。技術の発展により、エンジン音や風切り音、タイヤの音などに悩まされることはなくなったものの、ありとあらゆる音楽が混ぜ合わされた異様な音の塊を四六時中聞かされることになります。
しかも、それぞれの音源がある程度のスピードで動いているため、ドップラー効果により引き延ばされたり縮められたうえで、ミックスされた音になります。
ちょっと想像できません。
交差点を渡るときも大変です。
まず、赤信号を待っている車からも音楽は止まることなく聞こえてきます。そして、歩行者の横を走る車からも、音楽がドップラー効果つきで聞こえてくるわけです。これらが、信号機の出す「♪とーりゃんせー とーりゃんせー」みたいな音と合わさった空間の中を歩いて抜けねばならないのです。
こんな状態で、交通事情が改善されるとはとうてい思えません。
ていうか、そんな交差点を平然と通り抜けられる歩行者なら、後ろから車が一台、音を流しながら近づいてきたところで、全く気にならないんじゃないかと思うんだけど。
意味なくね?
そして、そんな混沌とした道路空間になるのを受け入れた上で導入してみたところで、おそらくいちばん危険であろう、
「ヘッドホンで音楽聴きながら歩いてるヤツ&自転車」
には元々効果がないじゃん。
音で危険を知らせたり、注意を促すのはクラクションを適切に使えば十分だし、なによりいちばん大切なのは、歩行者や自転車をしっかり教育することだと思うのだけどねえ…
つーか、今日は昼間眠かったので早く寝ようと思ってたのに、このネタを書き出したら止まらなくなって、こんな時間までかかっちゃったよ…
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