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島根旅行 松江編
さて、今年の夏休みは、11日と12日に島根に行ってきました。

例によって無計画なもので、夏休みに入るまでなんにも考えてなかったのですが、以前から「絶景だ」と聞いていた宍道湖の夕日をみたいと思い、松江へ。そこまで足をのばすなら出雲にも行こう! ということで、気楽な一泊旅行となったのでした。

11日朝早くから、まずは新幹線に乗って岡山まで。

岡山からは特急「やくも」です。
車内はリクライニングが2段階しか無い座席の、だいぶんレトロな列車。
島根旅行 松江編_c0022506_2154687.jpg


岡山を出た頃の天気は本当に綺麗な青空で、倉敷を過ぎて以降の、緑溢れるのどかな車窓の景色はなんとも素敵でした。

松江駅に着きました!
島根旅行 松江編_c0022506_21545491.jpg

久々に見る、機械化されていない有人改札 …ってあれ? 無人やん??
列車が着いたときだけ、駅員さんが入ってくれるシステムでした。
のどかですね〜。

ところが天気のほうは、日本海側に向かうにつれて、雲が多くなり、雨がぱらぱら…
宍道湖に着いても、霧雨がしとしと降っておりました。
島根旅行 松江編_c0022506_21554145.jpg


せっかく夕日を見にきたのに!
今回はダメだったのか!?

しかし、10分ほど歩いて松江城に着いたときには、空はまた青空に。
以降、若干雲は多いながらも、晴れた空がもってくれました。
島根旅行 松江編_c0022506_21562045.jpg


松江城は、堀尾家、京極家、松平家と続いた松江藩の藩庁で、現存する木造の天守閣としては姫路城に次ぐ大きさのものだそうです。
天守閣からは宍道湖のまわりに広がる市街が見渡せてなかなか爽やかです。

その後、小泉八雲ゆかりの記念館や古い町並みを訪ね、いよいよ日没一時間前となったので、あらためて宍道湖の湖畔へ。

空模様は… いちおう晴れてるが、五割ぐらいは雲がある。
なんとか空の色の変化は見られるけれど、空一面が夕日に染まるというのはちょっと期待できそうにない、といった感じ。

でもまあ、綺麗に見れましたよ。
島根旅行 松江編_c0022506_21572781.jpg


小一時間のあいだ、空の色が刻一刻変化してゆくのをぼーっと眺めているのはいいものです。

島根旅行 松江編_c0022506_21582578.jpg

色づいた湖面をしじみ獲りの船(おそらく)がゆっくり進んでゆくのも、いかにも宍道湖らしい。


夕日を見たあとは、夕食!
宍道湖には、「七珍」と呼ばれる、美味しいものが七つあるのです。
そもそも宍道湖は、もうひとつの中海を通して日本海につながる汽水湖なので、主に淡水に住むものから、海水に住むものまで、独特の水産資源に恵まれていて、なかでもスズキ、モロゲエビ、ウナギ、アマサギ、シラウオ、コイ、そしてシジミが代表的なものなのだとか。(スモウアシコシと覚えるらしい)

これを是非味わってみたい! ということで、行く前にちょちょっと調べておいた郷土料理屋さんへ向かいました。小さな店なので予約推奨とあったところ、ギリギリで入れた!
七珍はそれぞれ旬の時期が違うので、一度に全部味わうのは難しいらしいけど、それでも七つのうちの四つ(スズキ、モロゲエビ、ウナギ、シジミ)を食べることができました。
なかでも美味しかったのは「スズキの奉書焼き」ですねー。
そのむかし、殿様が領内を見物していたところ、漁師たちがスズキを灰の中に放り込んで食べていたのを見かけて、自分もそれが食べてみたいと言ったことからできたと言い伝えられる料理だそうです。
さすがに殿様に灰まみれの魚を食べさせるわけにはいかない、と紙に包んで蒸し焼きにしたのがはじまりだとか。
紙に包まれてるおかげでいい香りがして、身は柔らかで、絶品でした。

と、大満足して一日目は終了。
松江って、それなりに都会だし、古い町並みも残ってるし、食べ物も美味しいし、いいところですねえ。予想以上に気に入りました。
# by haschiken | 2009-08-15 22:00 | 日々
藤子・F・不二雄大全集!


ついに出た! 大全集!!

って、遅すぎるよ! 反応が!!

かなり遅れた藤子Fファンになっちまいました。

なんだかんだでじっくり読む時間がとれず、いまの段階ではとりあえず『オバケのQ太郎』と『ドラえもん』を読んだところです。
『パーマン』は、さらっと読んだ程度なので、ちょっとおいといて…

やっぱり『オバQ』が嬉しいですよねー。
連載開始作から、サンデーの掲載順に「当たり前のように」並んでいて、書店に行けば買って読めるなんて、夢のようです! 
半年前には考えられなかったほど奇跡的なことです!! 
僕が生きてるうちにオバQが読めたら幸せだなあと思い続けてきたのに、その望みがあっけないほど劇的に解決されることになりそうです!!!

いやー、それにしても、初期オバQのセンスはほとんど未経験に近いおもしろさだわ。
『新オバQ』だと、やはり画のタッチだけじゃなくて、話そのものも、ああF先生の作品だなあという感じなのだけれど、無印の、そして特にその初期のオバQはちょっぴり違った雰囲気に溢れていますね。両藤子のみならず、石森、赤塚のタッチがごく自然に混ざっているし(ニャロメやおそ松も普通に登場)。

ギャグを突っ走っている中でたまに人情系の話がでてくる、『オバQ』の雰囲気は大好きです。

『オバQ』は、まだまだ知らない作品がたくさん!
(なんといっても、まだドロンパも出てきてない!!)
じっくり続きが読めるなんて、なんと素晴らしいことだろう!! 


『ドラえもん』に関しては、未読の作品は無かった(高岡の図書館などで少なくとも一度は読んでいる、はず…)こともあって、『オバQ』ほどの衝撃はなかったけれど、これまた「当たり前のように」連載開始作が3つ、最終回が2つも収録されている!!
まあ、買う前からわかってたことだし、ほんとに当たり前なんだけど、三年前にはるばる高岡図書館まで行って、必死に探して読んだ作品が、書店で楽に買える時代になったわけで、やっぱり
「ユメじゃないかしら」
状態です。
あ、夢たしかめ機はわざわざいりません。 
いえ、けっこう。

とまあ、そんなことはともかく、この全集で注目されている『ドラえもん』の「学年繰り上がり収録」はおもしろいですねえ…
連載での新作というものをほとんど体験できなかった世代(あるいは人)にとっては、やはりてんコミの収録順というのが頭に入っているわけで(アニメの放送順、という人もいるかも)、僕も何かのサブタイトルを語るとき、
「ああ、XX巻に入ってるやつね」
とか、
「えーっと、あれは15巻ぐらいにあったっけ?」
といった具合に、知らず知らずのうちに位置づけてるんですよね。

それが、連載順に再整理されて並べられたのを読むと、まず第一に新鮮だし、いままでではあまり感じられなかった各エピソードの繋がりなんかもあらためて知ることができます。
(いちばんわかりやすいのは、『ドラえもんだらけ』→『のろのろ、じたばた』の流れですねえw)

というか、すごーくびっくりしたのが、
「1961年度生まれの人は、毎月毎月名作ばっかり読んでるじゃないか!!」
ってこと。

70年「小三」の十月号からの、
『のろいのカメラ』

『おばあちゃんのおもいで』

『エスパーぼうし』

『手足七本目が三つ』

『ドラえもんだらけ』

『のろのろ、じたばた』

『タイムマシンで犯人を』

『うそつきかがみ』

『あやうし! ライオン仮面』

『かげがり』

……

と、どんどん続いていくこの流れはすごすぎる!!
泣いて笑って怖がって、ハラハラ、ドキドキ、ワクワク、ウシャシャ、ゲラゲラ、ガーン、ジーン、グ・グー… もう大変ですね!
初期ドラえもんの代表作がこれでもかと詰まっている、なんて幸せな世代なんでしょう!!
しかも小四の最後は、

『のび太のおよめさん』

『ドラえもんがいなくなっちゃう!?』(2回目の最終回)

で終わる!!
これでひとつの『ドラえもん』世界が完結してるといってもいいぐらいのまとまりの良さ!!

大全集を読んでいて、この並びに気づいたときは、ちょっとした衝撃でしたよ。

同じように見ると、『ドラえもん』に触れたいちばん最初の世代、1959年度生まれの四年生は3つしか読んでなかったのか…
しかも最後の作品が『けんかマシン』って…

「変ドラ+プラス」のこの記事でも触れられているけど、この世代の人たちの、ドラえもんを読んだ当時の印象が非常に気になりますw



いや〜、しかし、とにかく、もうなんといっても、この大全集、大満足であります。

期待どおりの内容なんだけど、その「期待」って、ほんの少し前までは「ほとんど実現は無理かもしれない理想」みたいなもんだったわけで、それがポーンと形になって出てきたこの嬉しさは、なんと言っていいのやら。

しかもこの大全集は刊行がはじまったばかり、今後数年に渡って続くという壮大な企画なわけで、これから毎月毎月新刊が楽しみでなりません。
とりあえず、この大全集が完結するまでは僕はなにがなんでも死んだりするわけにはいかなくなりました。事故や病気など、自分の身の回りのことにも注意したほうがいいかもしれませんw
# by haschiken | 2009-08-01 22:47 | その他藤子F関連
40年前からはるばると
ドラえもん:“デビュー当時”の体形をフィギュアで再現 「Fプロジェクト」で発売 - 毎日jp(毎日新聞)


あれ?

このタイプのフィギュア、前にも出てなかったっけ?
あれは食玩のものだったかな。

最初期のドラえもんのずんぐりむっくりな体型って、なかなかインパクトがあるようで、けっこう好きな人多いというか、ネタにされることがあるよね。
いまでは赤いしっぽの色が、当時は青いってのもポイントかなあ。

メディコム・トイのフィギュアなので、そのへんもきっちり再現されてるんだろうけど。
てゆーか、最近になって、またメディコム・トイの魔美&コンポコとか、納戸理人のフィギュア、買っときゃよかったかな〜、みたいな気が起こってきて困る。
フィギュア買っても、飾る場所もないのだけど…

Fプロジェクトで、趣味のいいグッズがたくさん出てくるのにも期待したいなあ。
# by haschiken | 2009-06-24 22:37 | ドラえもん
ゲキ×シネ『五右衛門ロック』

劇団☆新感線のゲキ×シネ『五右衛門ロック』をみてきた。


これはたしか去年の夏にやってた舞台。
ポスターに載っていた、

古田新太
松雪泰子
森山未來
江口洋介
川平慈英
濱田マリ
橋本じゅん
高田聖子
粟根まこと
北大路欣也

というキャストを見て、どんだけ豪華なんだよ! とびっくりした記憶がある。
みにいこうかなあ、でもたぶん後で映画になるしなあ、なんてことを考えて、結局ナマの舞台はみにいかなかったのだけど、やっぱり映画になったので、これは是非! と思って。

内容は、さすがに豪華。新感線らしくケレンたっぷりでそこそこ下品。
見ていて気持ちのいいロックミュージカルだった。

ビッグネーム役者たちはさすがに存在感たっぷり。
北大路欣也はこれ以上無いほど重厚な演技だったし、森山未來は歌に踊りにセリフすべてに芸達者、川平慈英はあいかわらず素のときとどう違うのかわからないw
なかでも江口洋介がいい味を出してた。

北大路欣也が渋〜い歌声で松雪泰子とデュエットしたり、松雪泰子と高田聖子の色気対決などなど、みどころもたっぷり。
なかでも、川平慈英vs森山未來のタップダンス対決は必見!

難しいこと考えず、みたあとにスカッとできる劇でした。


いっぺんぐらい、新感線のナマもみにいこうかなあ…
# by haschiken | 2009-06-12 01:07 | 映画
みらいのくるま
無音・エコカー、事故防止で「音出し」検討
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/090606/biz0906062036010-n2.htm


ハイブリッド車や電気自動車の静音性が、事故の可能性を高める危険が指摘されているとのこと。
要するに、走行中の音があまりに静かなもので、後ろから車が近づいてきたときや交差点等で、歩行者が車に気づくのが遅れる、と言いたいらしい。
自動車のこれまでの歴史って、たぶん、騒音との戦いという面があっただろうと推測するけど、せっかく静かな車が外を走るようになったところで、今になって
「静かすぎて危ない!」
とかいう意見が出てくるというのは、なんとも本末転倒というか、滑稽な話なんじゃないかと。

ところが、トヨタは
「オルゴールのような優しい音を出して走る案」
まで考えてるとか。

そんなことしたら、まるで
「おうい。きみはゴミを集める車だぞ」
とかいう催眠術にかかってしまった車(*1)みたいになっちゃうだろう、と思わずにいられないのだけど…
(*1 ドラえもん18巻『ドライブはそうじ機に乗って』)

しかし、のび太も自分がつくった「音のない世界」では同じように無音で走行している車に撥ねられていた(*2)ので、あながち杞憂とも言い切れないのかもしれません。
(*2 ドラえもん16巻『音のない世界』)

ついでに言及しておくと、1999年の映画『のび太の結婚前夜』では、大人になったスネ夫が乗っている車は電気自動車だけれど、スネ夫の趣味で、ガソリンエンジンのような音が出るようにチューンナップされている、という設定があります。
やはりこの感覚で考えれば、静かな車が走行中にわざと音を出すというのは、あり得る話なのかも。
「オルゴールのような優しい音」よりは、スネ夫のように、シンプルな「エンジン音」を流してたほうがいろんな意味で便利で自然なんじゃないかと思う、思うけど、ここで話が終わってはおもしろくない!

バカバカしい話題ながらも、トヨタが本気で考えているのなら、近いうちに実装されてしまう可能性は大いにある!
つまり、未来の車は、機械の性能的には静音化できるにもかかわらず、おろかな人間との事故をさけるため、わざとなんらかの音をまき散らしながら走る、という屈折した状況におかれることになるわけです。

この「音」、危険回避のために流すというならば、車が動いているときは常に流される必要があります。
ぶつかりそうなときだけとか、交差点にさしかかったときだけというなら、クラクションで代用できるわけです。わざわざあたらしく導入しようという機能ですから、やはり既存のクラクションでは対処しきれない用途のために決まっています。

すなわち、車が凶器になる可能性があるあいだ、エンジン(モーター)が動いているあいだはずっと鳴っている、ということになるのでしょう。
ドライバーがキーを入れてから抜くまではずっとその音が車外で鳴り続けるでしょう。そのおかげで、まわりの歩行者たちはその車が(たとえばドライバーが居眠りをしているとか、酔っぱらっているとか、アクセルとブレーキを間違えるとか、いろんな原因で)、いつ自分のところへ暴走してきても対応できるよう、警戒することができるわけですね。

さて、その「音」はいったいどんな音が流れるのでしょう。
参照した記事では、トヨタの人が、
「オルゴールのような優しい音」
と言っています。
まさに今のゴミ収集車みたいな音楽でしょうか。

想像するに、ちょうど現在の携帯電話の着メロのように、そういう無難で耳障りのよい音楽が新車にデフォルトで何パターンか収録されていて、ドライバーが選んで登録できるようになってるんじゃないでしょうか。
そのなかで、自動車メーカーや車種によって、ちょっとずつ個性が出されるんですよ。

たとえば、トヨタのパッソには、
「♪パッソ プチプチ プチトヨタ」
というあの歌が入っているに違いありません。
ホンダのオデッセイなら、今はCMに使われていないとはいえ、「アダムス・ファミリーのテーマ」は鉄板でしょう。

しばらくはそうやって、登録されているものからみんな思い思いのメロディを選んで設定して楽しむんでしょう。
しかし、携帯電話の着メロの歴史を考えてみると、登録してある音声だけではドライバーたちが飽きてしまうのにそう時間はかからないでしょう。
そこで、
「あなたの好きな曲をダウンロードして登録! あなただけの『走りメロ』に!!」
というサービスが始まるのは想像に難くありません。

かくして、道行く車からは、ドライバーたちの思い思いの個性豊かな音楽が流れる時代の到来です。
音楽ランキングには、CD売り上げランキングや、着メロダウンロードランキングといったものに加えて、「走りメロダウンロードランキング」という新たなジャンルが生まれるんじゃないでしょうか。
流行に敏感な人たちは、ひと月ごとぐらいにヒット曲を選んで、車に設定したりするでしょう。

しかし、車というのは趣味性の高いものです。
単なるヒット曲に留まらず、さまざまな音楽が用いられるはずです。

根強い人気となるのは、やはり車にまつわる曲たちでしょう。
ディープパープルの『ハイウェイスター』とか、山口百恵の『プレイバックPart2』なんかは、ダウンロードランキングでもロングセラーとなるはずです。F1中継でおなじみの、T-SQUAREの『TRUTH』もいいですねえ。

ハイブリッド車、電気自動車の時代ですから、RCサクセションの『雨上がりの夜空に』で、
「♪バッテリーはビンビンだぜえ!」
とか言いながら走る車も多いかもしれません。エンジンいかれちまっても問題なし。

そのころにはオタク文化もますます一般化しているでしょうから、いわゆる「痛車」の数も増えて、電波アニソンを響かせ走っていることでしょう。

いわゆる、スイーツ(笑)系の人たちには、『エレクトリカルパレード』なんかがいいんじゃないでしょうか。そのうち音楽だけではすまなくなって、クリスマスの電飾みたいなので車をデコレーションしはじめるかもしれません。

デコレーションの元祖とでもいうべき、いかついトラックにはやはり演歌がお似合いですね。

右翼の車はいままでどおり、軍歌を轟かせるだろうし、選挙カーは候補者の名前を連呼、竿竹屋は伝統の「♪たけや〜 さおだけ〜」です。宗教関係の車両だったら、お経やお祈り、勧誘ソングなどですね。

こういいう具合に、ありとあらゆる音楽が道路に溢れるわけです。
これはけっこう大変なことです。

かつて道路の騒音公害に悩んでいた、幹線道路沿いの住民たちには新たな悩みが生まれます。技術の発展により、エンジン音や風切り音、タイヤの音などに悩まされることはなくなったものの、ありとあらゆる音楽が混ぜ合わされた異様な音の塊を四六時中聞かされることになります。
しかも、それぞれの音源がある程度のスピードで動いているため、ドップラー効果により引き延ばされたり縮められたうえで、ミックスされた音になります。
ちょっと想像できません。

交差点を渡るときも大変です。
まず、赤信号を待っている車からも音楽は止まることなく聞こえてきます。そして、歩行者の横を走る車からも、音楽がドップラー効果つきで聞こえてくるわけです。これらが、信号機の出す「♪とーりゃんせー とーりゃんせー」みたいな音と合わさった空間の中を歩いて抜けねばならないのです。

こんな状態で、交通事情が改善されるとはとうてい思えません。

ていうか、そんな交差点を平然と通り抜けられる歩行者なら、後ろから車が一台、音を流しながら近づいてきたところで、全く気にならないんじゃないかと思うんだけど。

意味なくね?

そして、そんな混沌とした道路空間になるのを受け入れた上で導入してみたところで、おそらくいちばん危険であろう、
「ヘッドホンで音楽聴きながら歩いてるヤツ&自転車」
には元々効果がない
じゃん。




音で危険を知らせたり、注意を促すのはクラクションを適切に使えば十分だし、なによりいちばん大切なのは、歩行者や自転車をしっかり教育することだと思うのだけどねえ…


つーか、今日は昼間眠かったので早く寝ようと思ってたのに、このネタを書き出したら止まらなくなって、こんな時間までかかっちゃったよ…
orz
# by haschiken | 2009-06-09 00:41 | 時事問題
   

非日常の楽しいことを求めて
by haschiken
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