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> チェーホフの劇
日曜は京都府立芸術文化会館へ。
チェーホフの一幕劇を二つ観てきました。

『ぶんげいマスターピース工房』というイベントの一つだったみたい。


こういう、古い名作といわれるものを演じてくれる機会は嬉しいですな。やっぱり「物語」に関しては古典に触れることを忘れてはいけませんから。とくに僕なんかまだまだ観てる数が少ないので。

さて、アントン・チェーホフは19世紀末のロシアの小説家・劇作家ですな。
短編小説や戯曲で有名ですが、僕は名前を知ってるだけで作品を読んだことはありません。ロシア文学って、まずはドストエフスキーとL.トルストイという二大巨人がいるので、どうせ読むならそっちのほうを… と(僕は)思いがちなんだけど、その前後、あるいは同時代のゴーリキー、チェーホフ、ツルゲーネフなんかの作家たちもそれぞれに評価が高くてあなどれません。

まぁとにかくはじめてのチェーホフ作品。
ここ数ヶ月は古典文学はおろか、読書の時間がめっきり減ってしまっているので難しめの話を楽しめるかなぁと一抹の不安を抱えつつ行ってきました。







観たのは、
『熊』 演出:山口浩章
『結婚披露宴』 演出:仲田恭子
の2本。

『熊』のほうは2人芝居。
借金を取り立てに来た男と、それを突っぱねる未亡人との会話で成り立つ芝居。
普通だった会話が徐々にお互いの嗜好、感情を赤裸々にさらけ出すセリフへと変化。これでもかこれでもかと心情を吐露し続けるセリフの応酬が迫力あった。
こういう、しつこいまでの感情の告白ってロシア文学に特有のものなのかなぁ。ドストエフスキーなんかの心理描写とかにもあるような。「そんなこと口に出して言う人はいないだろうけど、でも心の奥底ではまさにみんなそう思ってるのかもね」って感じのやつ。


『結婚披露宴』はやたら前衛的。100年前とは思えない。
たぶん演出のほうがかなり前衛なやり方をやっているんだろうと思うけど、よくわからない中にも風刺の効いたセリフが印象的だった。
人間模様を風刺するのに結婚式という舞台を使うのって、けっこうよくあると思うけど(ブレヒトとか)、たしかに人間の見栄、傲慢さを描くにはぴったりなのかもね。

やっぱりちょっと難しく感じてしまったけど、ま、なんらかを感じられたから良しとしよう。


会場でもらったチラシに、おもしろそうな公演がいっぱい。
これからちょっと忙しくなりそうな中、予定表とにらめっこだな。
by haschiken | 2007-10-01 00:51 | 日々

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