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☆管理人:haschiken
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読書メモ:
『夏子の冒険』 三島由紀夫 角川文庫 三島由紀夫のちょっと不思議な青春小説。 二十歳の夏子は男に飽き飽きして、修道院へ入ると言い出したり、その道すがら出会った男の熊狩りについていったり… という話。 いいところは熊狩りの描写と、母・伯母・祖母のおばさんトリオの描き方だろう。 クライマックスの熊狩りのシーンの緊張感や、途中木こりが熊に襲われるシーンのリアルな残酷さの描写なんかは、「あぁやっぱり三島由紀夫だなぁ」と思えるところ。 そして常に周りの人々をかき回すおばさんトリオも、三島由紀夫によくあるユーモアのパターンだと思う。 青春小説らしく、目標を達成して後の清々しさが印象的。 しかし! ラスト3行で… あぁもしやこうなるんじゃと思っていたが、なっちゃったよ… でもこうでないとね。 やっぱりこのヒロインは魅力的。 ▲
by haschiken
| 2007-10-01 00:00
| 読書
読書メモ:
モーリス・ルブラン 井上 勇 訳 『カリオストロ伯爵夫人』 創元推理文庫 「ルパン」、そして「カリオストロ」とくれば、多くの人はアニメを連想するのかもしれないが、こちらは元祖、アルセーヌ・ルパンの物語。 アルセーヌ・ルパン最初の大冒険として位置づけられる、いわばエピソード1といった感じの作品。 この事件のルパンはまだ20歳の若者。この事件以降、ルパンが大怪盗としての道を歩み始める。 この作品は小学生の頃、南洋一郎訳のポプラ社版で読んだことがあったが、原典版を読んだのは初めて。 当たり前だが、子供向けのポプラ社版に比べてジョゼフィーヌの悪女ッぷり、それにルパンが翻弄されるさまがより激しく描かれている。 ただ、考え方によってはその部分が少し退屈かも。 とくに物語中盤は、肝心の謎解きがあまり進まず、ルパンの恋の駆け引きになってしまうのがじれったく感じる。 しかしその分、終盤に一気に謎が解け、どんでん返しが続く展開は目が離せなくなるが。 ▲
by haschiken
| 2007-08-15 17:32
| 読書
ひっさしぶりに本を読んだ気がする。
感じ入るのは、 「あぁ、読む能力落ちてるな」 ということ。 大学の4年間、片道約2時間の通学時間を利用して「電車の中で本を読む」という能力がかなり磨かれたと思っているのだけれど、仕事を始めて1年少し、かなり衰えてる… まぁ電車の中で過ごす時間がグッと減ったこともあるけど、やっぱりスピードも集中力も理解力も落ちてるなぁ。 かつては『罪と罰』も『嵐が丘』も『変身』も『異邦人』も『仮面の告白』も『風と共に去りぬ』も、少々難しくても長くても読破してきたのに、最近は本を読もう、という気になることすら少なくて、もっぱら音楽聴くか、携帯電話でゲームするか、ぐらいだもん… 少しずつ、挽回していくぞ。 さて、久々の読書は、なんかがっつり思索したい気分だったので、 『現代思想の冒険』 竹田青嗣 著 ちくま学芸文庫 を。 講談社から『現代思想の冒険者たち』という似たような名前のシリーズが出ているけど、関係ないみたいだね。 内容はと言えば: 1980年代の視点から、マルクス主義の崩壊を契機としいわゆるポスト・モダンの思想の紹介と同時に、デカルト以降の近代哲学の流れを扱った入門書。 近代以降、80年代までの思想を大きく捕らえていて、けっこう読みやすい。 様々な思想が登場するが、「社会との関わり、社会への働きかけ」という観点でまとめられていて比較的わかりやすい本だと思う。 …とはいえ、しっかり読まないとすぐに意味不明になってしまうのだが。 僕の場合は途中2週間ほどブランクを開けてしまったので、最後はやっつけ気味に読み飛ばしてしまった感がある。 けれども、新しく知ることのできた概念や、刺激されることもけっこう多かった。 ボードリヤールとか、ちょっとおもしろそうなので他の本も機会があれば当たってみたいな。 ▲
by haschiken
| 2007-07-08 21:47
| 読書
Fr. de la M-フーケー 柴田治三郎訳 『水妖記(ウンディーネ)』 岩波文庫 独逸浪漫派(←なんとなくカタカナでなく漢字で書きたい)の傑作として有名な小説。 娘をを亡くした老夫婦のもとに、美少女の姿であらわれた水の精ウンディーネ。 騎士ヒルデブラントとの恋愛、結婚を通して「人間の魂」を得ることを願う。 しかしやがてヒルデブラントは生身の人間の女性に心を寄せるようになり、ウンディーネとは離ればなれになったあげく… というお話。 水の精として、愛とともに人間の魂を得ようとするウンディーネの純粋さ、ヒルデブラントの愛を失ってもなおヒルデブラントを想い、なんとか彼を助けようとする健気さ、そして結末… いかにも浪漫派、ドラマチックで切ない… タイトルを『水妖記』と訳したのもいい。 悪とも言い切れないが、明らかに人間世界と相容れない「妖」なる存在。 そこがとっても大事。 「人ではない」精霊と人間との恋愛を描き、その間の「越えられない壁」をきつく感じさせる。 「~の精」やらが登場する話は日本民話でもよく見られると思うけど、ヨーロッパのキリスト教世界って、僕らが思ってるよりも「人間」と「そうでないもの」の間の壁がはるかに高い。 そのへんを意識すると、悲劇的な結末をどうとらえるか。 「悲劇的な運命」だけではない要素を感じることのできる物語になるかも。 ▲
by haschiken
| 2007-05-26 23:23
| 読書
池澤夏樹 『真昼のプリニウス』
中公文庫 池澤夏樹の小説の特徴といえば、自然科学系の話題、エキゾチックな旅、幾分観念的な心理描写… などなど。 この作品でもそれらの特徴はしっかり生かされており、独特の世界を創り出している。 女性地質学者を主人公に、様々なエピソードを交えつつ、人間の世界認識をテーマに(と言っていいのかな)した小説。 文章が綺麗だし、主人公頼子の生活を描く細やかな描写がおもしろく、2時間ほどで一気に読めた。 とくに気に入ったのはラスト近く、頼子と門田の会話シーン。 一瞬陳腐な疑似科学的な方向へ流れてしまうのかと思ったが、とても文学的な、それでいて読みやすい問答だ。 ▲
by haschiken
| 2007-04-10 20:53
| 読書
三島由紀夫 『女神』
新潮文庫 「女性の美」に対して異様なまでのこだわりと、潔癖な理想を持つ男が、美貌の妻を、後には娘を、更に美しく理想的な美女に仕立て上げようと執着する表題作『女神』 こういった倒錯した「美」と、それにまつわる歪んだ「愛」を描くのは三島由紀夫の真骨頂のひとつだけれど、この作品でもやはり美しい文章と、スリリングな展開に引き込まれる。 そのほかにも短編を収録。 印象的だったのは、 全体的にものすごく暗い雰囲気が漂っているんだけれども、無邪気な『接吻』 ぞっとするような違和感と、コケティッシュな感じの同居する『雛の宿』 などかな。 おもしろかった。 ▲
by haschiken
| 2006-10-12 21:42
| 読書
読書メモ。
アーデルベルト・フォン・シャミッソーの『影をなくした男』です。 池内紀 訳 岩波文庫 ドイツロマン派を代表する作品ということらしいけれど、僕はドイツ文学専攻したくせにロマン派はゼミでほとんど扱わなかったこともあり、知りませんでした。 100頁ほどの短い作品だけれど、とってもおもしろかったですよ。 ストーリーも起伏に富んでいるし(後半部分は若干唐突な気もしたけれど)、話自体をさまざまなふうに解釈できて、いろんな読み方が楽しめる物語。 それだけで十分おもしろいのだけれど、今回あえて特筆したいのは、物語全体に漂うスコシフシギ感! なんか、もう、すごーく藤子な雰囲気が漂っていて、そこんところがツボでした。 ちょっと紹介しますと… More ▲
by haschiken
| 2006-10-05 22:23
| 読書
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by haschiken
| 2006-09-21 22:37
| 読書
久しぶりに読書の話題を。
これからはいままでより積極的に読んだ本についてここで書くようにしようかな、と思うのだ。 せっかく何かをインプットしたのだから、わずかでも自分の言葉で何かしらのアウトプットをしたほうが良いかな、と。もちろん負担にならない範囲で、の話だが。 読んだのは 『哲学の謎』 野矢茂樹著 講談社現代新書 最近は小説よりも新書を読むことがお気に入りで、立て続けに読んでいる。 なんかこういう、自分なりの読書のブームというものがあるようで、最近ではアメリカの小説ばかり読んでいた時期や、カフカやカミュにハマっていた時期があった。ちなみに、新書ブームのあとは明治文学ブームが来そうな気がする… もうすでに読みたい作品がいくつか思い浮かんできてるし… More ▲
by haschiken
| 2006-09-18 21:40
| 読書
今週(と、いっても月曜・火曜)の通学時間は、駅までの徒歩の時間はポール・マッカートニーの『Young Boy』をエンドレスで聴き、電車、バスの中ではゲーテの『若きヴェルテルの悩み』(高橋義孝訳、新潮文庫)を読む、のが何故かお気に入りだった。
…ふん、ピュアな恋でも求めてるのか? まぁ、ちょっとね、ヴェルテルと一緒に熱い恋を追体験してみようかな、という気にほんの少しだけなったのだけど。 ま、そんなことはどうでもいいじゃない。 でも。 なんか『ヴェルテル』を読んで感じることが前とは違ったなぁ。 ※主人公Wertherは基本的に「ウェルテル」として知られているけれど、ドイツ語を習った人間として「W(ヴェー)」を英語のように「ウ」と読むのには抵抗があるので、、「ヴェルテル」としてます。ただこういうことを言い出すと、「ヴェルター」や「ヴェァター」のほうがより近い表記だ、と言うこともできるかも知れませんが、きりがないのでここでは「ヴェルテル」でいきます。 前読んだときはたしか19歳だったと思うが、そのときはヴェルテルに対してもっと感情移入していたように思う。 でも今だと、 「さすがにそれはやり過ぎ…」 と思ってしまうんだよなぁ。 夫のいるロッテに対して禁断の恋をし、これでもかこれでもかと悩み続けるヴェルテル。そうなる気持ちも十分わかるが、しかしやっぱり入れ込み過ぎだろ、とツッコミを入れてしまう自分に気付く。 年を取ったのかなぁ。 でもさ~、やっぱり良くないよね~。 ネタバレは避けるけど、結果的にロッテに対して迷惑きわまりない結末じゃない。 彼女の心の中にヴェルテルは一生残るだろうけど、それは心の傷として残るじゃない。ロッテが本当に好きならそれはやっちゃあいかんよ、ヴェルテル君。 死ぬほど好きだった、ということを伝えられたことは、幸せだったのかも知れないけどね。 さぁ、次は何を読むか… 卒論書きを終えて、関係無い本を読む時間をつくることがやっとできるようになったので、ガンガン読んでいこう、という気になっている。 気がつけばブックオフで100円で買った本がかなり貯まっている。文庫・ハードカバー合わせて2.30冊はあるんじゃないか… (積ん読状態のものだけでね) ちょっと買いすぎではないか、と思ったが、名作と言われる本が100円で売ってたら、ついつい買っちゃうのよね。 とりあえず、J.オースティンの『エマ』を読み出している。 なかなか引き込まれる。なんとなく谷崎の『細雪』に似てるかな。まだ話の五分の一ほどしか読んでないので、これからどうなることやら。21歳にしてはエマが冴えすぎでは、と感じるのは現代の視点で読んでるからなのかな? ▲
by haschiken
| 2006-02-02 22:29
| 読書
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