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☆管理人:haschiken
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昨日は大阪、天保山のサントリーミュージアムに、
「インゴ・マウラー展」 を見に行ってきました。 インゴ・マウラーという人は欧米で評価の高いドイツ人照明デザイナーだそうですが、知りませんでした。 ドイツのモダンアートということに惹かれて行ってみたのですが… これが素晴らしかったんですねえ! 電球やランプにちょこっと手を加えて、いろんなものに見立てたり、彫刻のようにあしらってみたり… というセンスも素晴らしいし、ホログラムや発光ダイオードを駆使して、不思議な雰囲気を持つ照明をつくりあげているのも、見ていて楽しいし飽きない。 光と影、をシンプルに使っただけなのに、その変化の動きに目を奪われる「スウィンギング バルブ」なんかもすごいなぁ、と思ったよ。 電球が振り子で揺れてるだけなのに、それによって作り出される影の変化のおもしろいこと!! そして何より 「タブロー シノワ」 が素晴らしかった! これは水槽に金魚を泳がせて、その影を白い壁に投影する、というもので、白い壁にモノトーンで刻一刻と移り変わる水の波紋、その合間を泳ぐ金魚のシルエットが映し出される、というなんとも風情のあるもの。 美術館の少し奥まったところに展示されていたこともあって、シィン… という静寂と、その変化する影の様子がとても奇妙な雰囲気を醸し出しており、しばらくの間、おいてあったベンチに座って見入ってしまいました。 普段見慣れぬ光の世界がいっぱいで、ちょっとしたワクワクごころを感じながら、どこか癒されたようなふうな、いい時間が過ごせましたよ。 あまり期待しないで行ったけど、大当たりの展覧会でした。 ▲
by haschiken
| 2006-10-10 21:09
| 日々
読書メモ。
アーデルベルト・フォン・シャミッソーの『影をなくした男』です。 池内紀 訳 岩波文庫 ドイツロマン派を代表する作品ということらしいけれど、僕はドイツ文学専攻したくせにロマン派はゼミでほとんど扱わなかったこともあり、知りませんでした。 100頁ほどの短い作品だけれど、とってもおもしろかったですよ。 ストーリーも起伏に富んでいるし(後半部分は若干唐突な気もしたけれど)、話自体をさまざまなふうに解釈できて、いろんな読み方が楽しめる物語。 それだけで十分おもしろいのだけれど、今回あえて特筆したいのは、物語全体に漂うスコシフシギ感! なんか、もう、すごーく藤子な雰囲気が漂っていて、そこんところがツボでした。 ちょっと紹介しますと… More ▲
by haschiken
| 2006-10-05 22:23
| 読書
今週(と、いっても月曜・火曜)の通学時間は、駅までの徒歩の時間はポール・マッカートニーの『Young Boy』をエンドレスで聴き、電車、バスの中ではゲーテの『若きヴェルテルの悩み』(高橋義孝訳、新潮文庫)を読む、のが何故かお気に入りだった。
…ふん、ピュアな恋でも求めてるのか? まぁ、ちょっとね、ヴェルテルと一緒に熱い恋を追体験してみようかな、という気にほんの少しだけなったのだけど。 ま、そんなことはどうでもいいじゃない。 でも。 なんか『ヴェルテル』を読んで感じることが前とは違ったなぁ。 ※主人公Wertherは基本的に「ウェルテル」として知られているけれど、ドイツ語を習った人間として「W(ヴェー)」を英語のように「ウ」と読むのには抵抗があるので、、「ヴェルテル」としてます。ただこういうことを言い出すと、「ヴェルター」や「ヴェァター」のほうがより近い表記だ、と言うこともできるかも知れませんが、きりがないのでここでは「ヴェルテル」でいきます。 前読んだときはたしか19歳だったと思うが、そのときはヴェルテルに対してもっと感情移入していたように思う。 でも今だと、 「さすがにそれはやり過ぎ…」 と思ってしまうんだよなぁ。 夫のいるロッテに対して禁断の恋をし、これでもかこれでもかと悩み続けるヴェルテル。そうなる気持ちも十分わかるが、しかしやっぱり入れ込み過ぎだろ、とツッコミを入れてしまう自分に気付く。 年を取ったのかなぁ。 でもさ~、やっぱり良くないよね~。 ネタバレは避けるけど、結果的にロッテに対して迷惑きわまりない結末じゃない。 彼女の心の中にヴェルテルは一生残るだろうけど、それは心の傷として残るじゃない。ロッテが本当に好きならそれはやっちゃあいかんよ、ヴェルテル君。 死ぬほど好きだった、ということを伝えられたことは、幸せだったのかも知れないけどね。 さぁ、次は何を読むか… 卒論書きを終えて、関係無い本を読む時間をつくることがやっとできるようになったので、ガンガン読んでいこう、という気になっている。 気がつけばブックオフで100円で買った本がかなり貯まっている。文庫・ハードカバー合わせて2.30冊はあるんじゃないか… (積ん読状態のものだけでね) ちょっと買いすぎではないか、と思ったが、名作と言われる本が100円で売ってたら、ついつい買っちゃうのよね。 とりあえず、J.オースティンの『エマ』を読み出している。 なかなか引き込まれる。なんとなく谷崎の『細雪』に似てるかな。まだ話の五分の一ほどしか読んでないので、これからどうなることやら。21歳にしてはエマが冴えすぎでは、と感じるのは現代の視点で読んでるからなのかな? ▲
by haschiken
| 2006-02-02 22:29
| 読書
ブログ復活が金曜日! ということで、このブログの特性上、アニメドラえもん関連の記事が復活第一号としてはふさわしいのだろう、とは思うが…
今日はその前に観た映画の印象があまりにも強かったので、そちらの記事を先に。 観たのは、「Der Untergang.」 邦題は「ヒトラー ~最期の12日間」 わかりやすいといえばわかりやすいが、観終わった後の感想としては、映画の本質を表してはいないかも、と思う。 原題の意味は、「破滅」とか「滅亡」とかいう意味だが、これはなにもヒトラー個人の最期を描いただけの映画では無いような気がする。アドルフ・ヒトラーの最期をリアルに、人間的に描いたとして、各方面で論争を巻き起こしたこの映画だが、ここに描かれているのは1945年という時代の、ドイツ第三帝国という国の、首都ベルリンの、その市民の、そして当時のドイツそのものであったヒトラーの最期であり、ヒトラーだけが特別な主人公では無いと感じた。その証拠に、と言っては言い過ぎかもしれないが、ヒトラーが自殺した後も映画は続き、さらなる悲劇を観客に見せつける。 それまでは完全な悪の権化か、狂人としてしか描かれなかったヒトラーの、人間的な部分に初めて迫ったといわれるこの作品。去年ドイツで公開されるやいなや、ヒトラーの最期を悲劇的に描くことについて、是か非かさまざまな論争を巻き起こしたという。 僕が観た感想では、ヒトラーは同情してしまうほど哀しくは描かれていなかったし、ヒトラーに心酔し、後を追う側近たちにも、現代からの冷めた目で、「はやく降伏してしまえばいいものを」と思ってみていた。 しかし、破壊されていくベルリンの悲劇、武器も、指導者も失ってなお戦いに晒されつづける市民の悲劇は、いままでに観たどの戦争映画よりも強烈なリアリティで迫ってきた。 それは、たいていの映画が連合国側の立場で描かれており、最終的には勝利が約束されているのに対して、この作品の舞台ドイツが戦いに敗れることを歴史的事実として知っているからだろうか。あるいは、ここに描かれた悲劇の裏に、ホロコーストをはじめとするさらなる悲劇が存在したことを、知っているからだろうか。 戦争によって価値観やよりどころが一気に崩れ去ることの理不尽さ、むなしさ、悲しさ。それを強く感じさせられる映画だった。 しかし、そのことに純粋に感動してしまうことが危険である、という指摘も無視できない。 確かに映画の中では、ユダヤ人ホロコーストなどの、ドイツによる非道な行為の描写が少ない。ベルリンが破壊される悲劇に、それまでに起こった悲劇がかき消されてしまった感は否めない。そのことを忘れずにいることも、後の世代にとってなくてはならない。 「悪は滅びるべし」という単純かつ危険な意見は論外だが、戦争においての「悪」はけっして一種類ではないこと。そして、戦争による悲劇もけっしてひとつではなく、無数の悲劇があることを、忘れてはいけないだろう。 今月初め、公開されてすぐ観に行ったときは満員で観られなかったこの映画。 今回はさすがに平日の夕方ということもあって、半分くらいの入りだった。 各地の小さな劇場でしかやってない作品だけれど、そろそろ終わるころだと思うので、興味のある人はお早めに。 僕が行った大阪梅田ガーデンシネマでは、9日までは終日上映、それ以降は一日一回に変更、となってました。 2時間45分は長いけれど、終始ストーリーが張りつめているので飽きることはないと思います。むしろその張りつめた雰囲気の「破滅」に圧倒されてしまうかも。そのグロテスクさに耐えられない人以外は、おすすめです。 ▲
by haschiken
| 2005-09-02 22:59
| 映画
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